大学・大学院・短大の中退者は年間6万人
大学に馴染めないなど退学する人は増えています
退学手続きの基本的な流れと事例をご紹介します
退学で自信を無くしたり、不安になったりしていませんか?
退学は、あなた1人の責任ではないと思いますので、あまり後ろ向きにならないでください
ご参考までにお伝えしたいことがあります
大学中退者も含め
社会人から専門学校
入学者は年4万人
これは専門学校入学者の25.6%に相当します
つまり専門学校の4人に1人が高校既卒者です
大学中退から専門学校に入学した
「在校生」や「卒業生の活躍」
を知ることも参考になるはずです
「君の強みは必ず好きなことの中にある」
これはUSJのV字回復で有名なTV出演もしているマーケター森岡毅さんの言葉です
本当に好きなことと向き合ういい機会かもしれません
夜間部・提携企業で働きながら学べる学校もあり
大学中退(退学)の手続き手順
一般的な流れ
1.学生課で「退学届け(用紙)」をもらう
大学によって、学務課、事務室など名称は異なります
▼
2.「退学届け」に必要事項を記入
本人、保護者(保証人)、大学側の記入欄があります
保護者が保証人の場合 署名・捺印が必要です
▼
3.大学の担当者に承認印をもらい、学生証と一緒に「退学届け」を提出
大学ごと提出方法は異なります
※以上が「退学届け」提出までの流れです
・退学証明書は
後日大学から郵送で送られてきます
・発行までの時間は
大学により異なります
大学窓口でご確認ください
・承認印については
一般的に
「大学担当者と面談の上、承認印をもらう」
とされていますが各大学ホームページで表記は異なります(以下ご参照ください)
退学の手続きをする前に保護者(保証人)の方ときちんと話をしてください
タイミングがずれ込むと次期の学費が発生してしまいます
参考として、都内の私立大学のホームページにある「退学手続き」を4例ご紹介します
(※原文より抜粋)
詳しくは、在籍中の大学窓口でご確認ください
大学Aの例(原文より)
病気、その他やむを得ない理由により退学する場合は、所属学部の事務室と相談の上、「退学届」(学部事務室の所定用紙)と学生証を所属学部事務室に提出してください。
大学Bの例(原文より)
退学願の提出
本学所定用紙(教務課所属学部窓口までご請求ください)により願い出てください。
退学願は本人・保証人連署、捺印の上、学生証・通学定期乗車券発行控を添えて教務課所属学部窓口に提出してください。提出は郵送でも可能です。
退学の許可
退学が許可になりますと、本人、保証人宛に退学許可通知をお送りします
大学Cの例(原文より)
学籍について
休学・退学・原級・在籍原級・除籍・再入学等
手続期限や学費の納入は、卒業に関係することがあるので注意してください。
手続き書類は窓口または郵送でお渡しします。
大学Dの例(原文より)
退学
退学しようとする者は、その理由を明確にして願い出て、許可を受けなければならない。
退学手続き
退学を希望する場合は、各学部教務担当課で退学の説明を受け、許可願用紙に必要事項を記入し、保証人連署の上、学生証を添えて各学部教務担当課窓口へ提出すること。
なお、病気・事故等の場合には医師の診断書等が必要である。
また、これらの手続きは学生本人が行うこと。やむを得ず本人が手続きできない場合には、事前に各学部教務担当課窓口に相談に来ること。退学が所属学部教授会で許可された場合は、退学許可書を保証人宛に郵送する。
退学届けの提出期日は「半期単位」
- 在籍している大学で「退学届けの受付期間」は早めにご確認を
一般的には
・前期(4月~9月)
・後期(10月~3月)
と定められていて
退学届けの提出期限を
・前期(9月〇日まで)
・後期(3月〇日まで)など
「半期単位」で退学届け提出期日を設けています
- 期日を過ぎると次期の学費の支払いが生じてしまいます
退学の時期は一人ひとり異なりますが大学の「退学受付期間」は通常「半期単位」で動いているので
退学することを本当に決めたのであれば、1日でも早く手続きを行ってください
奨学金受給者は止める手続きも
- 修学支援新制度(高等教育無償化)も含めて、日本学生支援機構(JASSO)の奨学金を受給している場合は止める手続きも行います
- 大学の窓口やホームページでも確認できますが「退学届け」と「日本学生支援機構の奨学金辞退」の書類は同時進行です
退学と合わせて奨学金を止める手続きも必要です
大学の学生支援窓口にも書類はあります
詳しくは独立行政法人日本学生支援機構でご確認ください
専門学校は都道府県の認可校です |
専門学校で開ける道もある
短大・大学など退学者は年間6万人
大学中退者も含めて社会人から専門学校入学者は年に4万人
同級生の4人に1人が高校既卒者!
気になる 学費・学び
どの学校も学費「分納制度」があり
経済的な負担を少なくしています
さらに一人ひとりの要望に合わせて
働きながら学べる夜間部
オンラインで学べる学科
などもあります
気になる 資格・就職
社会で必要とされる資格を取得
国家資格を取れる専門学校ほか
就職は「正社員就職」がメインで、毎年「正社員採用」の求人依頼が多数寄せられています
どの分野も就職率ほぼ100%です
気になる 環境
学生一人ひとりに対して丁寧にフォローしているのが専門学校の強み
どの分野も、先生と学生の関係性が近く資格取得、実践力の向上を目標として完成された「カリキュラム」「実習」が充実しています
大学と異なる丁寧な指導があります
偏差値の基準はありません
- 専門学校は
やりたい仕事、それぞれの専門分野を選ぶのでそもそも偏差値という基準、考え方が存在しません
- 「大学は偏差値で選ぶ」のに対し「専門学校はやりたい仕事で選ぶ」ので偏差値という基準ではないのです
- ですから、どの分野の専門学校でも幅広い層の学生が同じ目標に向かって学んでいます
- 学生分布は、以下を参考にしてください
偏差値基準はなく入学書類と面接がメイン | |
社会人も総合型選抜(AO入学)対象 | 就職率ほぼ100% |
専門学校に偏差値基準はないので、幅広い層の学生が入学しています
以下は応募者を高校偏差値に割り当てたもので参考としてご覧ください
高校偏差値に割り当てた学生分布 | |
偏差値 | 学生の割合 |
40以下 | 12.0% |
41~46 | 46.7% |
47~57 | 37.6% |
58以上 | 3.7% |
専門学校と大学の
就職活動の大きな違い
簡単にいうと
専門学校には学生1人に対して多数の企業から求人が来るのに対して
大学は学生自ら1社づつエントリーシートを提出します
専門学校には、それぞれの業界から毎年、学生1人につき数社~十数社の求人依頼(オファー)が届きます!
大学は、学生が自ら就職情報サイトなどを通じ1社づつ企業にエントリーシートを提出し、審査に通ると次に進める(売り込み型)の就職です
専門学校の就職は企業から直接求人が多い
専門学校と企業との間で連携が深く、企業から専門学校に対し「専門学校で学んだことを活かす」直接求人票(求人依頼)ががメインです
学内で開催する就職説明会も
学校が複数の企業を招いて、就職説明会を開催し学生に求人情報を説明する機会もあります
業界と信頼の厚い専門学校の就職活動の一面です
就職指導室(キャリアセンター)
学生と企業の窓口になっているのが、就職指導室です。学生だけでは企業の待遇面などの見極めが困難な場合、学生に代わり企業と交渉することも
大学は就職情報サイトなど間接求人が多い
一部の大学では、専門学校同様に企業から求人依頼の届く場合がありますが、基本は「学生の個人応募」。自ら業界や企業、職種を絞り込みます
就職指導室(キャリアセンター)
専門学校と同様に学生と企業の窓口の役割です。
就職活動のアドバイスやサポートを行います。
専門学校と比べて「業界や職種は多種多様」です
大学は就職情報サイトで自ら企業にエントリー
大卒採用企業は「○○ナビ」などの大規模な就職情報サイトを通じて、学生からエントリーを受け付け、面接に至る前に書類選考で振り分けられます
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