退学/大学7%,専門学校5.5%
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退学率1~2%の専門学校もあります
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1.大学生の退学(中退)は年間約3万名
大学や短大の「退学者数」のデータがあります。文部科学省の発表では、国公立大学、公私立短大、高等専門学校(中学卒後入学5年制)の退学(中退)者、休学者は年間7万9,311名(平成26年9月発表)。
このデータが公開されたのは2014年で、2023年3月現在で大規模な調査としては最新のものです。このころは、いわゆるリーマンショックや東日本大震災の影響もあり就職氷河期の時期です。
その後、少しづつ全体の中退者は減って、2020年4月~12月期の中退者は2万8647名と発表されています。
7年間で徐々に減ってきたことになります。この間、大学が奨学金を充実させたり、コロナ禍では学費支援給付金などもありました。
リーマンショック時と比較すると減少はしていますが、年間3万名近くが中退しています。
2.環境的、意欲的に力を発揮できないことだってある

大学を退学(中退)、休学する選択になったのは留学を除くと、経済的理由、学業不振などが主な理由として上げられています。
そこまで明確な理由ではないにしても、学生をとりまく環境的な理由や、資質的、意欲的な面で大学という場では力を発揮できない学生がいるのは事実です。
高校と大学における環境のギャップに学生が適応できていない可能性も指摘されています。
3.専門学校の中退率(退学率)低い学校は1~2%台
専門学校でも退学する人はいます。
大学でも専門学校でも、進学してみたものの、何かのきっかけで続かなくなってしまうことはあるようです。
大学の退学率は約7%、専門学校の退学率は約5.5%です。
でも、退学率の低い学校では1~2%台の専門学校もあります。
退学率が低い傾向を踏まえて、専門学校の環境について解説していきます。
環境1.専門学校は、偏差値ではなく「やりたい分野」に進学する
大学進学では
自分の偏差値レベルに合った大学を受験します。
「どうしても〇〇の勉強がしたいからあの大学に進学する」
という人は少数派でしょう。
専門学校は逆で
「〇〇の勉強をするために〇〇専門学校に行く」人が多数です。
「資格」「就職」を目標に「やりたい分野」に進学するのが専門学校です。
専門学校には、偏差値はありません。
高校生、大学中退、社会人とも選考は面接がメインです。
高校推薦の場合は「評定平均の目安(3.0~2.7)」「調査書(欠席状況など)」を参考にしています。

環境2.クラス制、担任制で、先生と学生の関係が近い
専門学校は「職業教育機関」としての環境が根付いており、学校全体で学生を引き上げる面倒見の良さがあります。
分からないところを丁寧に指導したり、理解しているか確認する仕組みや体制がきめ細かい点は大学との大きな違いです。
環境3.学生どうし同じ資格や、就職を目指す一体感
専門学校は、全員が同じ資格取得、スキルアップを目指し「〇〇を学ぶために入学した人」ばかりです。
日々の学生生活の中で、同じ目標をもつ者同士の一体感が自然と高まるのも専門学校の特色と言えます。
環境4.スポーツに例えると「学生が選手」「先生はコーチ」
スポーツに例えると「学生が選手」「先生はコーチ」のような関係です。
学生の目指す「資格」「スキルアップ」「就職」に向けて、時には試験対策講座や補習を行ったりします。
就職活動時には進路指導の先生が情報収集の手伝いや、場合によっては企業との交渉も行うこともあります。
学生ひとり一人のサポートに力を入れているのが専門学校の特色です。
環境5.目指す分野の現場実習や求人が圧倒的に多い
在学中に、就職を目指す分野での現場実習が充実していることや、求人依頼(新卒採用情報)が圧倒的に多いのも専門学校の特色です。
卒業後のゴールのリアリティも学生のモチベーションにつながっている要因のようです。
今、大学に入学しやすくなっているので、なんとなく大学に進学したあと目標を見失って退学を検討している人が増えています。
専門学校は、大学と異なり、日々のコミュニケーションをはじめ学生一人ひとりに対して面倒見よく、きめ細かくフォローしているのが最大の強みです。
4.大学を辞めて開ける道もある
「大学を辞めるくらい」大丈夫だとお伝えします。
大学を辞めて、それが理由であなたの進むすべての道が閉ざされてしまうことはないでしょう。
大学を辞めることで開ける道もあります。なかには、辞めたいと思っていても決断ができずモヤモヤしながら時間だけが過ぎてしまう人だっています。
あなたの可能性がいまの大学にはなかったかもしれないですし、卒業しても一生幸せの保証はどこにもありません。
大学を卒業して就職しても、3年以内に30%以上の人が転職している時代です。
辞めた経験をバネにしてこれから一生懸命に進んでいけば済む話です。どうしても大学を卒業したいのであれば、別の大学でやり直す方法だってあります。
新たに進んでいく道には、必ず新しい出会いがあります。新しい環境でこれまでとは違う自分が始まるのです。
親もあなたが頑張ってイキイキしている姿を見た方が嬉しいし、安心ではないでしょうか。

5.大学中退から専門学校へ再進学
「専門学校へ再進学」する方もいます。専門学校入学者の約20%は、社会人、大学中退者も含む、高校既卒者です。医療系分野によっては、50%以上が高校既卒者の専門学校もあります。
再進学をお考えなら、早めに保護者に相談(気持ちを伝える)ことをお勧めします。
「やりたい分野のこと」「将来の仕事のこと」など正直な気持ちを話してください。
「学校パンフレットを見てもらう」「専門学校の説明を聞く」機会も必要でしょう。
各専門学校では「オンライン説明会」「個別相談」なども実施しているので学費のこと、入試のことなども詳しく聞くことができます。
