大学の募集定員の総計を1万人以上下回る
大学の価値は昔と異なります
高校生の保護者が学生だった、40年前の1984年には大学数は460校でした
それが、2024年(令和6年)5月1日現在、大学数は813校
さらに2026年開校で8校申請されています

2024年度、大学全入時代の本格化が文部科学省の調査結果でわかりました。
18歳人口の低下もあり
私立大学の6割近くが定員割れ状態です
いかに、無計画で大学新設を認可し続けてきたかを裏付けています
事態を重く受け止めた文部科学省の指導により、経営難の私立大学は規模の縮小、統合・再編を加速することになりました
難関大学は依然として競争が激しい一方で、多くの大学では入試が機能せず、二極化が進んでいます
さらに短大・大学の中退者は年間6万人近くおり、特に偏差値・入学基準が低い大学に中退者が多いと云われています

日本最大の奨学金貸与団体、日本学生機構(JASSO)の遠藤勝裕理事長(2015年3月当時)は、在任中インタビューで「大学に行けばいいなんてイリュージョン(幻想)」と、10年後の現在に通じる発言をされていました
大学に入れば何とかなる時代ではなくなりました
推薦入学、総合型選抜(AO入学)の影響で特に大学文系学部のミスマッチが多いようです
学習を苦手な人が大学に進学しても、馴染めずに退学する人が増えています
※短大・大学・大学院の退学者(休学も含む)は、年間6万人と報告されています
※大学の就職内定率が4年振りに下降
2025年3月発表の、大学の就職内定率は92.6%です
過去最高の実績ですが、それでも専門学校より低い数字です
専門学校の就職率はほぼ100%で、夏休み明けには全員が内定をもらっているのが一般的です

とりあえず大学に行けば大丈夫、と思わないでください
大卒でも専門学校卒でも
「社会で活躍できること」が重要
AI時代の社会で求められているのは、一人ひとりの得意を活かす「適性」や仕事に活かす「創造」です。
学校を卒業して社会でどう活躍するか、それが重要なことです。
突然ですが、あなたは会社名を何社くらい知っていますか?
パッと思い出せる「有名企業」は10社程度ではないでしょうか?
あなたがどうしてもそれら「有名企業」の入社試験を受けたいのでしたら、いわゆる「難関大学」を卒業することをおすすめします。
入社の保証はありませんが、受験できる可能性は高くなります。
適性や資質が伴わないのに大学に進学して退学する人が増えています。
あなたを活かせる進学をお勧めします。

日本学生支援機構の理事長「大学に行けば何とかなるなんて幻想」とコメント
日本最大の奨学金貸与団体、日本学生支援機構(JASSO)の遠藤勝裕理事長(2015年3月)は、在任中のインタビューで
「大学に行けばいいなんてイリュージョン(幻想)
奨学金を受けて大学に行きさえすればなんとかなるんだ、といった甘い考えはやめて欲しい。
大学進学だけが進む道ではなく、人生の選択肢はいろいろある。手に職をつけて、料理人になる、職人になるという選択肢だってある。
今は、大学を出さえすれば社会人として幸せになれる、という形に発想が逆転しているのではないか」
とコメントしています。
専門学校と大学の
就職活動の大きな違い
簡単にいうと
専門学校には学生1人に対して多数の企業から求人が来るのに対して
大学は学生自ら1社づつエントリーシートを提出します
専門学校には、それぞれの業界から毎年、学生1人につき数社~十数社の求人依頼(オファー)が届きます
つまり、スカウトが来る就活です
大学は、学生が自ら就職情報サイトなどを通じ1社づつ企業にエントリーシートを提出し、審査に通ると次に進める(売り込み型)の就活です
専門学校
専門学校の就職は企業から直接求人が多い
専門学校と企業との間で連携が深く、企業から専門学校に対し「専門学校で学んだことを活かす」直接求人(求人依頼)がメインです
学内で開催する就職説明会も
学校が複数の企業を招いて、就職説明会を開催し学生に求人情報を説明する機会もあります
業界と信頼の厚い専門学校の就職活動の一面です
就職指導室(キャリアセンター)
学生と企業の窓口になっているのが、就職指導室です。学生だけでは企業の待遇面などの見極めが困難な場合、学生に代わり企業と交渉することもあります
大学
大学は就職情報サイトなど間接求人が多い
一部の大学では、専門学校同様に企業から求人依頼の届く場合がありますが、基本は「学生の個人応募」。自ら業界や企業、職種を絞り込みます
※専門学校は、企業から直接求人がメイン
就職指導室(キャリアセンター)
専門学校と同様に学生と企業の窓口の役割です。
就職活動のアドバイスやサポートを行います。
専門学校と比べて「業界や職種は多種多様」です
大学は就職情報サイトで自ら企業にエントリー
大卒採用企業は「○○ナビ」などの大規模な就職情報サイトを通じて、学生からエントリーを受け付け、面接に至る前に書類選考で振り分けられます
※求人サイト経由の売り込み型就活
大学全入時代とその弊害
大学全入時代とは
大学進学希望者が大学の定員を下回り、地域や学部・学科を選ばなければ誰でも入学できる状態のことです
その結果、様々な弊害が生じています
高校生やその家族が進路選択について、慎重に幅広く考え、本人の特性に合った選択(専門学校など)にも目を向けることが重要です
実際の弊害について代表的な例をご紹介します
実際の弊害について
1.大学の質の低下
定員割れを防ぐため、入学難易度が下がり、学力の低い学生も入学しているので、教育の質が維持できない状況になっています
(授業について行けない、数人が騒いでいるなど)
2.学生のモチベーションの低下
「大学に行けるのが当たり前」の風潮で、本当に学びたい分野がなくても大学に進学する学生が増え学力意欲が持続できない現象が生じています
(大学の中退者が増えています)
3.大学を出ても希望の就職ができない
大卒の人数が相対的に多くなり、就職活動で企業にエントリーシートを提出しても選考に残れずに、希望する就職ができないケースがあります
(専門性の欠如、大学のネームバリュー)
専門学校という選択肢
| 専門学校は都道府県の認可校です |
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