「入れるから安心」は本当なの?
「大学なんて、誰でも入れるから大丈夫だよ」
こんな言葉を聞いたことはありませんか。
今は「大学全入時代」です。18歳の人口が減って大学の数は増えた結果、選ばなければほぼ全員が大学に入れます。面接や作文だけで入れる入試も増えています。
この状況を、あなたはどう思いますか。「誰でも入れるなら安心」と感じる人もいれば、「誰でも入れるなら、大卒って意味あるの?」と疑問を持つ人もいるでしょう。
「入れる」と「続けられる」は別もの
大学をやめる人は年間約6万人。休学する人も合わせると、かなりの数です。
理由で多いのは「授業についていけない」「思っていたのと違った」「大学が合わない」というもの。入学してから後悔する学生が少なくないのです。
ほとんど勉強せずに入った学生は、授業レベルについていけないことがあります。また「とりあえず大学」「入れるから」という理由で進学すると、やりたいことが見つからず、やる気を失ってしまいます。
大学で大丈夫?→専門学校がある
【とりあえず大学ではない、専門学校という選択肢】
「就職ミスマッチ」があるように「大学ミスマッチ」だってあります。進学目的がはっきりせず、モヤモヤしたまま大学に行って辞める人が増えています。
【AI時代の就職、知っていますか?】
企業が求めるのは「○○大学卒」ではなく「◎◎ができる人」。
資料作成や企画書はAIに任せる時代。求められるのは、AIを使いこなす/AIに代替されない専門スキルです。
【メンタル面でも専門学校が有利】
大学で見られる「授業についていけない」「置いてきぼり」がない。
少人数制で面倒見がよく、資格取得まで手厚くサポート。
就職も企業から学校に求人が来るオファー型で、一人で悩む必要がありません。
誰も声を上げない仕組み
高校は「進学実績」を重視するので、一人ひとりに本当に合った進路より、「合格できそうな大学」を優先しがちです。
大学は学生が減っているので、入試のハードルを下げて学生を確保しています。
親は「子どもには大学に行ってほしい」と考えますが、親の世代とは状況が全く違います。「大学に行けば何とかなる」時代ではなくなっているのです。
もし大学をやめたいと思っても、高校は「もう卒業生だから」、大学は「自分の責任」と言います。相談できるのは親だけですが、親も今の実態をよく知らないことが多いのです。
じつは、よく知っていて「うちの子に限って」と考えているのかもしれません。
AI時代が変える「大卒の価値」
少し前まで、AIが人の仕事を奪うなんて遠い未来の話でした。
でも今、ChatGPTなどのAIで状況は急変しています。データ入力、簡単な文章作成などの仕事は、もうAIに置き換わり始めています。大手企業ではAIで効率化して人を減らしています。次に中堅企業、中小企業と順に人を減らしていきます。
今後は「大卒」という肩書きより、「何ができるか」が問われます。なんとなく大学に入って、特に専門的なことを学ばないまま卒業しても、就職で評価されにくくなっていくでしょう。
AIに置き換えられにくいのは、専門知識、創造性、人と関わる力が必要な仕事です。こうした力は、目的を持って学び、実践することで身につきます。
じゃあ、どうすればいい?
高校生の方へ
「入れるから」で決めない
「この大学なら楽に入れる」という理由だけで決めるのは危険です。
目的を持って選びましょう
なぜ大学に行きたいのか。何を学びたいのか。将来どんな仕事をしたいのか。これらに答えられるなら、大学はあなたにとって意味のある場所になります。
大学以外の道もあります
専門学校で取れる資格や技術は、AI時代に新しい価値を持っています。看護師、理学療法士、作業療法士、臨床工学技士、保育士、美容師、調理師、建築士、プログラマーなどの専門職は、AIに簡単には置き換えられません。
「大卒」という肩書きより、「何ができるか」が問われる時代。自分に合った道を選ぶことが大切です。
勉強する意味
もし大学を目指すなら、ちゃんと勉強して入ることをお勧めします。受験勉強は、計画する力、続ける力、困難を乗り越える力を育てます。楽な道を選ぶと、後でもっと大きな困難に直面します。
保護者の方へ
「大学に行けば安心」ではない時代です
保護者が学生の時代と今では状況が全く違います。「とりあえず大学」が正解ではない時代です。
子どもの適性を見極める
お子さんは本当に大学で学びたいことがあるでしょうか。学力、興味、性格、将来の希望を総合的に考えて、本当に合った進路を一緒に探すことが大切です。
専門職の価値を見直す
「大卒でないと」という考えにとらわれず、専門学校という選択肢も考えてみてください。確かな技術を持つ専門職は、これからの時代に安定したキャリアを築ける可能性があります。
対話を大切に
お子さんとよく話し合い、一緒に考えることが大切です。最後は、子ども自身が納得して決めた道を応援してあげてください。
「誰でも入れる時代」だからこそ
大学に入りやすくなったことで、チャンスが広がった面もあります。でも同時に、「入れるから入る」という安易な選択が増え、苦しむ若者も増えています。
「誰でも入れる」時代だからこそ、なぜ大学に行くのかという問いが大切です。
AIの進化で、「大卒」だけでは通用しない時代が来ています。でも見方を変えれば、自分に合った道を選べば、学歴に関係なくキャリアを築けるチャンスでもあります。
18歳の選択が、その後の人生を大きく左右します。
周りに流されず、自分と向き合い、本当に自分に合った道を選んでください。その選択が、「誰でも入れる時代」を生き抜く力になるはずです。
「とりあえず大学」で後悔する人は、意外と多いんです。大事なのは「どこに行くか」より「何を学ぶか」「何ができるようになるか」。専門学校という選択肢、どんな分野があるか一度見てみませんか?
| 専門学校は都道府県の認可校です |















































































