最終更新:2026年4月
結論:「大学に行きたくない」理由によって最適な選択肢が変わる。一時的なストレスなら休学、学部・学科が合わないなら転学、やりたいことが別にあるなら中退・専門学校への再進学が選択肢になる。いずれの場合も「なぜ行きたくないか」を言語化してから動くことが後悔を防ぐ最大のポイント。
「行きたくない」理由別:選択肢の早見表
| 行きたくない理由 | まず検討すべき選択肢 |
|---|---|
| 授業についていけない・勉強が苦しい | 休学して立て直す/転学部・転学科を検討 |
| 学部・学科が自分に合っていない | 転学部・転学科/中退して専門学校に再進学 |
| やりたいことが別に見つかった | 中退して専門学校に再進学(資格取得・最短ルート) |
| 人間関係・環境が合わない | 休学して距離を置く/転学を検討 |
| 精神的・体力的につらい | まず休学。回復してから判断する |
| 目的が見つからない・なんとなくつらい | 休学して方向性を整理する |
選択肢を比較する:休学・転学・中退・再進学
| 選択肢 | メリット | デメリット | 向いているケース |
|---|---|---|---|
| 休学 | 大学籍を保持したまま立て直せる | 学費が一部かかる場合がある | 一時的なストレス・体調不良・方向性を考えたい |
| 転学部・転学科 | 大学卒業資格を維持できる | 単位が引き継げない場合がある・時間がかかる | 大学は続けたいが学部が合わない |
| 中退 | 早く次の行動に移れる | 大卒資格を失う・奨学金返済が始まる | やりたいことが明確・大卒資格が不要な職種を目指す |
| 専門学校に再進学 | 資格取得・新卒扱いでの就活が可能 | 中退後の再進学のため2〜4年かかる | 就きたい職種が決まっている・資格を取得したい |
休学を選ぶ前に確認すること
確認1:休学中の学費はかかるか
大学によって休学中の学費の扱いが異なる。授業料が全額免除・半額免除・一部負担など様々なケースがある。まず大学の学務課・学生課に確認することが先決。
確認2:奨学金はどうなるか
休学中は奨学金の貸与が停止される。復学すれば再開できるが、休学期間中の生活費は別途確保が必要。返還猶予制度を活用することで返済を先延ばしにできる場合がある。
確認3:休学期間の上限はあるか
多くの大学は休学期間の上限を2年または4年に設けている。上限を超えると自動的に退学になるケースがあるため、大学の規定を事前に確認する。
中退して専門学校に再進学する場合の流れ
ステップ1:志望する専門学校の募集状況を確認する
専門学校は入試時期が学校により異なる。AO入学は早いところで年内から始まる。定員が埋まると入学できなくなるため、方針が固まったら早めに志望校に連絡する。
ステップ2:奨学金の手続きを確認する
大学中退時点で奨学金の貸与が終了し返済義務が生じる。ただし専門学校に在学中は「在学届」を提出することで返還を猶予できる。条件を満たせば専門学校で奨学金を再申請することも可能。
ステップ3:親に説明する
「中退したい」だけを伝えると反対されやすい。「〇〇の資格を取って〇〇の職種に就くために専門学校に再進学する」という具体的な出口と、学費の比較(大学の残り学費 vs 専門学校の学費)を数字で示すことが説得の鍵になる。
親への伝え方
| 伝えるべき内容 | 具体例 |
|---|---|
| なぜ行きたくないか | 「授業の内容と自分のやりたいことが合っていない」など事実ベースで |
| 次にどうするか | 「〇〇の資格が取れる専門学校に再進学する」など具体的に |
| 学費の比較 | 「大学の残り〇年分の学費 vs 専門学校2年間の学費」を数字で示す |
| 覚悟を伝える | 「自分で選んだ道なら責任を持てる」という姿勢を示す |
まとめ:3行で覚えるポイント
- 「行きたくない」理由によって最適な選択肢が変わる。まず理由を言語化する
- 一時的なストレスなら休学、学部が合わないなら転学、やりたいことがあるなら中退・専門学校再進学が選択肢
- どの選択肢でも「次にどうするか」を具体的に決めてから動くことが後悔を防ぐ
よくある質問(FAQ)
大学を休学するにはどうすればいいですか?
大学の学務課・学生課に申請書類を提出する。申請時期・必要書類は大学により異なるため、まず窓口に相談することが先決。休学中の学費・奨学金の扱いも同時に確認しておくことを推奨する。
大学を中退して専門学校に入り直すと何年かかりますか?
多くの専門学校は2年制。保育士・調理師・美容師など一部の分野は最短1年で資格取得が可能。大学に通い続けるより2〜3年早く社会に出られるケースが多い。
大学に行きたくないのは甘えですか?
甘えではない。年間約6万人が大学を中退しており、理由の上位は「授業についていけない」「目的が見つからない」「大学の環境が合わない」という実態がある。感情的な問題ではなく、進路の方向性・学び方のミスマッチという構造的な問題であることが多い。
大学を辞めたいが親に言えません。どうすればいいですか?
「辞めたい」だけを伝えると反対されやすい。「なぜ辞めるか」と「辞めた後にどうするか」をセットで準備してから話すと納得してもらいやすい。専門学校への再進学なら「取れる資格・就職先・学費の比較」を数字で示すことが効果的。
※本記事の情報は2026年4月時点のものです。制度・数値は変更される場合があります。





















