「指定校推薦、受けてみる?」で進学、そして退学
「指定校推薦、受けてみる?」
高校の先生からのその一言で、なんとなく大学に進学したものの退学を選択したお子さんを持つ保護者の方へ。不安でいっぱいでしょうが、この状況は決して珍しくありません。
「入れる大学があるから受けてみる」という動機で進学し、将来のキャリアについて深く考える機会がないまま大学生活をスタートしてしまうことが多いのが現実です
今、見つめ直すのは就職観
指定校推薦で進学した学生、保護者の多くは、就職についても「どこかの会社に就職できればいい」という漠然とした考えを持っています。
しかし、この考え方では:
- どの業界で働きたいのか
- どのような職種に興味があるのか
- 自分の強みや興味は何なのか
- どんなことなら続けられそうか など
これらの手がかりが全くない状態となり、方向性を見失ってしまいます。
今こそ「仕事観」を育てるチャンス
大学退学は挫折ではなく、本当に歩みたい道を見つける機会です。お子さんと一緒に仕事観について考えてみましょう。
仕事観がゼロだと、就職も再進学も何も見えてこないのです。
仕事観の例
- 「資格を活かした仕事がしたい」
- 「医療業界で人の役に立ちたい」
- 「IT系の仕事を在宅でしたい」
- 「手に職をつけたい」
- 「人と接する仕事がしたい」など
それでもイメージできない場合、こういう考え方ではどうでしょう
街を、「世の中にはどんな仕事があるか」という意識で歩いてみます
「作る仕事」「仕入れる仕事」「売る仕事」「宣伝する仕事」などが見えてきます
ほかにも、スマホを見て「このサイトはどうやって作るの?」とか…
少しでも仕事観が見えてくると、そこから具体的な進路が明確に:
就職の場合
- 興味のある業界の企業研究
- 必要なスキルや資格の把握
- 高校卒で就職できる仕事もあります
再進学の場合
- 必要な資格や技術を短期間で習得できる専門学校
- 興味分野の就職に強い専門学校、大学・短大
- 専門学校を卒業すると、正社員の新卒採用です
親としてできる4つのサポート
1. 焦らず、責めず、一緒に考える
「なぜ辞めたのか」ではなく「これからどうしたいのか」を一緒に考えましょう。
2. 対話の時間を作る
将来の仕事について自然に話し合える環境を作り、お子さんの興味を引き出してください。
3. 情報収集を手伝う
興味を示した分野について、職業紹介サイトや専門学校の資料など、一緒に情報を集めましょう。
4. 体験の機会を作る
職場見学やアルバイト、専門学校のオープンキャンパス、学校説明会などで、実際に体験できる機会、雰囲気を感じることができる機会をを作ってみてください。
まとめ
指定校推薦での大学退学は終わりではなく、新たなスタートです。まずは将来の仕事観について、お子さんと一緒に考える時間を作ってください。
「仕事観」を共有できると、就職にするか、再進学にするかも、スムーズに考えることができます。
焦らず、責めず、温かくサポートすることが、お子さんの新しい一歩につながります。人生に「遅すぎる」ということはありません。
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