Fラン大に進学したら「まわりが驚くほどやる気がない」は本当?

ネットの書き込みは本当ですか?

インターネットの掲示板やSNSで、
「Fラン大学はやる気のない学生ばかりで、雰囲気がどんよりしている」
といった書き込みを目にすることがあります。これは本当なのでしょうか?

結論から言うと、それらはあくまで一部の人の経験に基づいた話であり、すべての大学や学生に当てはまるわけではありません。
ただし、大学によっては学業へのモチベーションが低い学生が多いのも事実かもしれません。

なぜ、そのような状況が生まれるのでしょうか?

その背景には、大学のランクそのものよりも、「どういった経緯で入学したか」が大きく関係していると考えられます。

特に、いま問題となっているのが、指定校推薦やAO入試など、受験勉強をほとんど経験せずに進学した学生は、「その学部で何を学びたいか」という明確な目的意識がないまま入学しているケースです。

このような学生は、入学後に「学ぶこと」へのモチベーションが湧きにくい可能性があります。

「大学合わない」と退学

実際、入学したあとで、
「大学に合わない、向いてない」
「思ってたのと違う」
「授業についていけない」と退学する学生が増えているのも事実です

もしあなたがそうした環境の中に身を置くことを想定して「将来が不安」と感じているなら、それは向上心の証拠です。その気持ちはとても大切にすべきものです。

「Fラン大」にいるとダメになる?

「やる気のない人の中にいると、自分も流されてしまうのでは?」
そんな不安を持つのは自然なことです。人はどうしても周囲の環境に影響を受けやすいからです。

でも、大学生活は自分の工夫次第で変えられます。
たとえば――

  • やる気のある仲間を見つける
  • サークルに参加する
  • 信念を持って勉強を続け実力を高める

こうした行動を通して、周囲がどうであれ、自分の目標に向かって努力することができます。

それでも「Fラン大学では成長できない」と感じるなら、専門学校という道を考えてみるのも一つです。

専門学校という新たな選択肢

専門学校は、目標とする「資格」や「目指す業界に就職」するために、必要な知識や技術を、実践的に学ぶ場です。

専門学校のメリット

  • 実践的なスキルが身につく
    講義だけでなく実習や演習を通して、仕事に直結する力を磨けます。
  • 資格取得、目指す業界就職
    卒業後に何を目指すかが明確で、効率のよいカリキュラムと、学生のフォローが充実しています。
  • 短期間で社会に出られる
    多くの専門学校は2年制です。学科によっては3年制・4年制もあります。大学よりも早く社会に出てキャリアをスタートできるケースが多いのが特徴です。
  • 就職に強い
    業界とのつながりが深く、企業から学校に「新卒採用の依頼」が届きます。就職サポート体制も充実しています。

「将来やりたいことが見つかった」
「Fラン大に進学するのは不安」
「座学だけでなく実習も通じて学びたい」
そんな人にとって、専門学校はとても有力な選択肢です。

何を学び、どう自信をつけられるか

進路を選ぶとき、「大学卒」の肩書欲しさや、保護者の意向、高校の勧めで「とりあえず大学」と考える人が多いのですが、

大学に行っても「自信」を持てないのでは、行く意味がありません。

Fラン大学でやる気のない人は、いろいろな意味で自信がないのでしょう。

いま、「大卒」の肩書が学歴として通用するのは、難関大学だけです。

世間の評判ばかり気にしてしまいがちですが、本当に大切なのは――

「そこで何を学び、どう自信をつけられるか」です

自信の持ち方は人それぞれですが、
たとえば、
「資格を取る」
「自立できる技術、スキルを磨く」

それらを背景に、
「希望する仕事に就く」
「希望する業界に就職する」

もし今、自分の進路に不安を感じているなら、それはチャンスです。

専門学校の資料を取り寄せたり、オープンキャンパスに行ったりして、未来の可能性を広げみてはいかがでしょう?

直接確認するのが一番

・本当に一人ひとり面倒見がいいか
・本当に資格が取得できるのか
・本当に希望業界に就職できるのか
・本当に正社員就職できるのか

そこで、納得する答えが聞けたなら専門学校はあなたにとって、意味のある場所に違いありません。

専門学校は都道府県の認可校です