長所欄に何を書けばいいか、迷っていませんか? ポイントを押さえれば、すぐに書けます。 そしてその長所は、進路選びの大切なヒントにもなります。
長所欄に書く内容は3つだけ
- 日常でよく見られる行動
- 人から褒められること
- 本人が楽しそうにしていること
難しく考えず、この3点から選んで書けば十分です。
書き方のコツ
具体的に書く :たとえば「明るい」より「初対面の人にも自分から話しかけられる」の方が伝わります。
短所を言い換える :心配性→「物事を慎重に確認してから行動できる」 マイペース→「自分のペースで最後まで取り組める」
長所の例文(10パターン)
1.学習面 「わからないことを自分で調べてから質問する習慣があり、自律的に学ぶ姿勢が身についています」
2.対人面 「誰に対しても分け隔てなく接することができ、クラスの中で自然と相談役になることが多いです」
3.継続力 「一度始めたことを途中で投げ出さず、○○を〇年間続けています」
4.手を動かす力 「アイデアを形にすることが好きで、文化祭では○○を企画・制作しました」
5.思いやり 「相手の気持ちを察して行動できるため、困っている人がいると自然と声をかけています」
6.自主性 「自分で目標を立て、計画的に行動できます。定期試験前は自分でスケジュールを作り、準備を進めています」
7.責任感 「任された役割を最後まで全うします。文化祭の実行委員では、当日まで準備を主導していました」
8.観察力 「場の空気を読む力があり、グループ活動では全体の状況を見ながら動くことができます」
9.創造力 「新しいアイデアを出すことが得意で、既存のやり方にとらわれず柔軟に考えることができます」
10.体を動かす力 「体を動かすことが好きで、チームの中では率先して動く行動力があります」
短所欄の書き方
基本の考え方はひとつ 短所はそのまま書かず「成長の余地」として表現します。学校側が知りたいのは欠点ではなく、保護者が子供をどう理解しているかです。
短所を言い換える3つの視点
- 短所+改善の兆し
- 短所+長所との裏表
- 短所+サポートの姿勢
短所の例文(5パターン)
①心配性 「細かいことが気になりすぎる面がありますが、それだけ物事を丁寧に確認できる慎重さでもあると感じています」
②マイペース 「自分のペースを崩さない面があり、集団行動が苦手なこともありますが、一つのことに集中して取り組む力は育っていると感じています」
③飽きっぽい 「興味の移り変わりが早い面がありますが、好奇心が旺盛で新しいことへの吸収が早いとも捉えています。やりたいことが見つかれば力を発揮できると期待しています」
④引っ込み思案 「自分から発言するのが苦手な面がありますが、相手の話をよく聞き、場の空気を読む力があります」
⑤頑固 「一度決めたことを曲げない面がありますが、それだけ自分の意志を持って行動できる芯の強さでもあると感じています」
その長所、進路選びに活かせていますか?
書いた長所は、お子さんの特性そのものです。
ところが高校の進路指導では、この「特性」という視点がなかなか出てきません。偏差値や指定校推薦の枠など、別の基準が優先されがちだからです。
その結果、特性と進路がかみ合わないまま進学が決まり、入学後に「思っていた学校と違った」と感じる学生が少なくありません。
お子さんの長所を改めて言葉にしたこのタイミングで、進路の方向性も一度立ち止まって考えてみてください。
→ 高校卒業後の進路「お子さんの特性」で考えたことがありますか?
進路希望調査の保護者欄を書く前に
長所と特性を整理したら、次は学校への提出書類です。
よくある質問(Q&A)
Q1. 長所が思い浮かばない場合はどうすればいいですか?
A. 「短所の裏返し」で考えると見つかりやすいです。飽きっぽい→好奇心が旺盛、慎重すぎる→丁寧で確認を怠らない、といった形で言い換えてみてください。
Q2. 長所は一つだけ書けばいいですか?
A. 一つに絞って具体的に書く方が伝わりやすいです。複数書く場合も2つまでにして、それぞれ具体的なエピソードを添えると説得力が増します。
Q3. 子供本人に確認してから書いた方がいいですか?
A. 可能であれば確認することをおすすめします。親が気づいていない長所が本人の言葉から出てくることも多く、そのまま記入できる言葉が見つかることもあります。
Q.4 保護者から見た長所と、本人の希望する進路が結びついていない場合は?
A. その「ズレ」こそが重要なサインです。長所と進路の方向性が合っているかどうか、一度立ち止まって考えてみてください。
Q5. 専門学校への進学を考えていますが、長所欄にどう書けばいいですか?
A. 「手を動かすことが好き」「資格取得に向けて意欲がある」「特定の分野への関心が明確」といった長所は、専門学校進学の理由として自然につながります。













