学歴社会から「学習歴、体験歴」社会へ
高校生の保護者が学生だったころは、「大学卒」はある意味でブランドでした
それは、「大学は狭き門」だったからです
「大学を出て、いい会社に就職すれば、将来安心」という定説です
でも、そのころと今では、世の中が全く違っています
| 30年前と比較 | 1995年(30年前) | 2025年(現在) |
| 18歳人口 | 約205万人 | 約110万人(半減) |
| 大学数 | 約570校 | 約800校(1.4倍に) |
「希望すれば誰でも大学に入れる今」では、一部の超有名校、難関校を除いて、“大学卒だけの学歴ブランド力”は、もはや存在しません
「どこへ行った」ではなく、「何を学んできたか」「それをどう生かしていくか」
つまり、いま、企業や社会で求められているのは、「一人ひとりの生きる力」です
「入れるから行く」大学のリスク
「指定校推薦の枠があるから」と、さほど興味のない学部へ進む
条件を満たせば入れる制度は魅力的ですが、その先でつまずく例は少なくありません
それは、学生募集に苦戦している大学・学部が、偏差値の高くない高校に対し、「指定校推薦の枠がある」と、「入試を手続き化してしまった」結果です
入学後に授業についていけない、学ぶ意味を感じられず中退──。
この、「指定校推薦の退学者が増加」の件は、ようやく問題視されはじめました
高校の進路指導で、卒業生の大学退学人数は公開しないので、高校生や保護者が気づかない人も多いのですが、徐々に気づきはじめています
今、社会が求めるのは肩書きではなく、「何を学んだか」「何の目的で学んだか」──学習歴です
そして、その学びの中で何を経験したか──体験歴です
なんちゃって学歴では、通用しない時代です
企業や社会は指示待ちでは通用しません
社会では、「言われたことだけやればいい」では生き残れません
最近は、「問題なく、責任もなく、のんびりやれればいい」という人もいますが、仕事はチームプレーです
分かりやすい例をあげると、
外で食事をしているとき、「店員さんが全く気付いてくれない」経験はありませんか?
別のお店の店員さんは、「あなたの気持ちが分かるように目が合う」この違いです
どちらが優れた店員さんか、お客さんの立場でどちらが気持ちがいいか
自分で課題を見つけ、行動できる力が必要です
制度に任せて進学した人と、興味や目標を持って学んだ人
その差は、学びの意欲と行動力に大きな差となって表れます
それは、「たとえアルバイトであっても同じです」
大切なのは「自分でつくる履歴」
AI時代、「マニュアル通りの人間」は、評価されません
これから必要なのは、自分で選び取った──学習歴と体験歴
どちらも、一日で作れるものではありませんが、何十年はかかりません
1~4年の話です
誰でも気づいた人から間に合います
今から積み重ねることができます
高校生と保護者へ
高校生の方は、「何に興味があるか」「どうなりたいか」を自分に問いかけてください
高校生で、「やりたいことがない」という人もいますが、間違いではありません
「今、やりたいことがない」ということを、冷静に判断できているからです
それを無理に、「指定校推薦で入れる大学があるから行った方がいい」という話になるから、後になって行き詰まり、退学してしまうのです
保護者の方は、世間体や安心神話より、本人の興味に寄り添ってください
「なんちゃって学歴」ではなく、未来を切り拓く「学習歴と体験歴」を
それがZ世代の武器になります
選択肢のひとつは、専門学校
今、大学に進学したものの「合わない」「ついていけない」と、早期に退学する人が増えています
高校の進路指導に沿って「なんとなく大学」に進学する人も少なくありませんが、その時に気づかなかったことに「大学に入って気づく」ケースが多いのです
高校卒業後の選択肢のひとつが専門学校です
実際、大学中退した人も含めた社会人から専門学校に入学している人は年4万人います。これは、専門学校入学者の4人に1人の割合です
高校卒で進学する人、
大学を経て再スタートをする人が、
一緒に同じ目標に向かって、
大学とは異なる「きめ細かい面倒見の良い」環境で学んでいます

「とりあえず大学」で後悔する人は、意外と多いんです。大事なのは「どこに行くか」より「何を学ぶか」「何ができるようになるか」。専門学校という選択肢、どんな分野があるか一度見てみませんか?
| 専門学校は都道府県の認可校です |
















































































