Fラン大学進学は本人の意思次第_ 「入れればいい」は危険です

はじめに──「このままでいいのか?」と感じたあなたへ

「Fラン大学 卒業後」
「Fラン大学 将来」

最近、こんなキーワードで検索する高校生や保護者が増えています
それは、「この進路、本当に大丈夫?」という不安が、どこかにあるからではないでしょうか

高校ではよく聞く話です

・「指定校推薦で行ける大学がある」

・「受験せずに大学に行けるなら、それでいいじゃん」

でも、それって本当に、あなたが選んだ進路ですか?

いま、“なんとなく”で大学進学した人が、入学後に後悔したり、中退したりするケースが増えています

第1章 Fラン大学でも、意思があれば意味がある

まず、誤解してはいけないのは
「Fラン大学だからダメ」ではないということです

大事なのは、「自分の意思でその大学を選んだかどうか」

・学びたい分野がある

・将来やりたい仕事に近づける

・大学で何を得たいか、自分なりに考えている

こうした目的があって進学するなら、Fラン大学でもチャンスは広がります

逆に、目的もなく「行けるから」「楽だから」と選ぶと、その先でつまずいてしまう例は多いようです

第2章 「入れるから行く」と、途中で苦しくなる

「受験なしで行けるし、とりあえず入っておこう」

そんな気持ちで進学した人の多くが、入学後に壁にぶつかります

・授業に興味が持てない

・周囲の雰囲気に馴染めない

・自分が何のために進学したのかわからなくなる

「自分で選んだ」という納得がない進路は、モチベーションが続きません

結果、4年どころか、1~2年で辞めてしまう人も多くなっています

第3章 Fラン大学卒の“その後”は、覚悟が必要

とは言っても、「卒業すればなんとかなる」と思っている人も多いでしょう

ですが、現実は甘くありません

・大学名で足切りされる「大学フィルター」

・スキルや資格が乏しく、アピールできない

・就職支援も弱く、進路が定まらない

もちろん、努力すれば逆転できる道もあります
でもそれは、明確な目的を持って入学した人だけがたどり着ける道です

“なんとなく”の進学で得た“学歴”だけでは、なかなか通用しないことが多いです

第4章 中退者が増えているのは、偶然ではない

文部科学省のデータによると、毎年約6万人が大学を中退しています
それとは別に6万5,000人が休学しています

つまり、年間12万5,000人が、何らかの理由で大学を離脱しているのです

特に、指定校推薦や偏差値の低い大学に“スムーズに入った人”に中退が目立ちます

理由はこうです

・「学びたいこと」がない

・「大学生活」が想像と違った

・「高校で勧められて進学した」から、自分の気持ちが入らない

つまり、「入れるから」で選んだ進路は、続かないことが多いのです

第5章 大学だけが選択肢ではない

「大学に行かないと将来が不安」
その気持ちはよくわかります

でも、今の時代は選択肢が豊富です
“大学に行く=正解”という時代は終わりました

ほかにも、こんな道があります

専門学校:実践力や資格を短期間で得て、即戦力になる

就職:早く社会に出て、自分の得意を見つける

ギャップイヤー:時間を取ってじっくり自分の進路を考えてから、進学や就職

重要なのは、「この進路が合っている」と自分自身が納得できるかどうかです

第6章 未来を決めるのは、偏差値ではなく“納得感”

偏差値よりも大事なこと

それは、自分で考え、自分で選んだという納得感です

・「なんとなく大学に入った」

・「入れたから進学した」

こうした選択が、将来の後悔につながることは少なくありません

でも逆に、自分の意思で選んだ進路なら、Fラン大学でも専門学校でも、自分の力で未来を切り拓けます

まとめ──あなたの進路に、他人の基準はいらない

Fラン大学に進学することが悪いのではありません

大切なのは、それを「自分の意志で選んだかどうか」です

進路は、自分の人生そのもの
「入れる大学があるから行く」ではなく、
「なぜそこに行くのか?」を自分に問いかけてください

安易な選択は、未来の自分を苦しめます

不安があるなら、今こそしっかり立ち止まるべき時です

納得のいく進路選びを、自分の手で掴んでくださいね

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