大学中退は終わりじゃない。2年で「企業が欲しがる人材｣になる

今は「中途採用」、2年後は「新卒スカウト型就活」

その焦り、よく分かります

「また学校に戻るなんて…遠回りしているだけじゃないか」
「同級生はもうすぐ就活を始める。自分だけ取り残されている」

その焦り、よくわかります。でも、焦りのまま中途半端な就職をすると、数年後にもっと大きな後悔が待っているかもしれません。

実は今、大学中退後に専門学校で学び直し、確実なスキルと資格を武器に「企業から選ばれる人材」になる人が増えています。

これは遠回りではなく、最短ルートで確実なキャリアを築く戦略です。

第1章：なぜ「遠回り」ではなく「最短ルート」なのか

大卒＝就職力、ではない時代

今の時代、企業が求めているのは学歴よりも「何ができるか」という実力です。

企業が採用で重視するのは：

即戦力として働けるスキル
専門知識を証明する資格や実力
実践的な実習経験

中退後の選択肢、2年後を比較

フリーター → 職歴なし、スキル・資格なし
すぐ就職 → 未経験・無資格、下積み中
専門学校（2年）→就職 → 資格・実力を持って新卒採用、即戦力として活躍

専門学校の2年間で手に入る3つの武器

①即戦力となる実務スキル
現場で使われている技術を実践的に学び、卒業時には「実務経験者」に。

②履歴書に書ける資格・学歴
卒業と同時に「資格取得」できる分野、「国家資格受験資格」を得られる分野などがあり学校で学ぶ「資格取得」の最短ルートです
また、大学中退の学歴は「高校卒」ですが、専門学校は「専門学校卒」です。

③企業実習などの実績

実際の企業における実習は、プロの仕事に接すると同時に業界とのパイプにもつながります。実際、実習先の企業に就職する例は少なくありません。

第2章：新卒でスカウト型就活という新しい武器

従来の就活では「中退」というハードル

従来の就活では、面接のたびに「なぜ大学を辞めたのですか？」と問われ、マイナスからスタート。

スカウト型就活なら、実力が先に評価される

仕組み： 専門学校と各業界の長年の実績がその裏付けです。「〇〇専門学校」卒の実力であれば、うちの会社でもぜひ採用したいという、「プラスが先に立ちます」

「中退の理由」よりも「何ができるか」が先に評価されるのです

4つのメリット

企業とのミスマッチが少ない – お互いのニーズが合致
複数のオファーから選べる – 学校に企業から直接求人依頼が届きます
自己PRが苦手でも大丈夫 – その学校出身であることが一番の証明です
内定率が高い – 「大学中退」の就活より圧倒的に高い合格率です

第3章：「また学校？」を乗り越えた先輩たちの2年後

退学した(する)大学は自分で決めました？

今、18歳人口の低下で、「大学も学生募集に苦戦」しています。そのため、多くの大学は高校に対して、「指定校推薦の枠」を大幅に増やしています。
事実上、無試験で大学に入れる状態になっているのです。
ところで、あなたが進学した大学は、自分の意思で決めたでしょうか？

「とりあえず入れるから」選んだ人は、「進路を選んでいなかった」ということです。

今度は、自分の向いていることをやる

1人でコツコツやるのが好き、チームで何かをするのが好き、人の役に立ちたい、技術を身に付けてそれを仕事にしたいなど、今はできなくても「向いている」ことを考えるだけでも、進路選択の一歩です

多くの先輩が、「自分のやりたいこと」「向いていること」で学校を選び、社会で活躍しています。

第4章：とは言っても、お金の問題もあるし

お金の問題はとても重要です。とくに、「大学進学」で奨学金を利用した人は一番気になることです。でも、あきらめないで聞いてください。
学費については、3つの解決方法があります。

大学の奨学金を解約して専門学校で再申請する方法
奨学金を一本化する方法です。専門学校を卒業してから返済が始まります
詳しくは以下の表でご確認ください
学費を分割する方法
多くの専門学校では、学費の分納制度があります。前期、後期はもちろん、4部分割、12分割などもありますので、学校でお確かめください
学費の安い学校を選ぶ
同じ資格、就職を目指す学校でも「学費には差があります」。例えば、美容師の専門学校の場合、「使う教科書はどの学校も同じ」ですが、学費に差があります
※卒業までに必要な金額は、複数の学校を見比べてお選びください

大学退学後、専門学校に進学する場合大学の奨学金を停止して、専門学校の奨学金の再申請も可能 ※「専門学校」に在学している届けを提出すれば、奨学金の返還を「専門学校卒業後」に先延ばしできます ※入学予定の専門学校で手続きします
手続きの時期	対応のまとめ
大学退学時	奨学金停止退学する大学で手続
専門学校入学時	新規で奨学金申請入学予定の専門学校で手続
大学時の返還	専門学校｢在学届｣提出で返還先延ばし専門学校で発行
返還開始	専門学校卒業後、大学時の奨学金と合わせて返済（一本化）
返済期間と金額	返済期間は長くなりますが、月々の返還額は同じ（負担の軽減）