大学を辞めて専門学校へ――学費の不安を解消する制度のまとめ

大学を辞めること、あるいは辞めようか迷っていること。それだけでも頭がいっぱいなのに、「学費はどうなるの?」「お金の手続きは?」という問題まで重なって、どこから考えればいいかわからなくなっていませんか。

このページでは、そういった状況にいる方に向けて、お金のことをできるだけわかりやすく整理しました。難しい言葉はできるだけ使わずに説明します。まず一度、気楽に読んでみてください。


大学を辞めたら、奨学金はどうなるの?

大学を辞めると、それまで受け取っていた奨学金は、その時点でストップします。

奨学金には大きく2種類あります。「もらえる奨学金(給付型)」と「借りる奨学金(貸与型)」です。

借りる奨学金を使っていた場合は、大学を辞めた後、いずれ返していく必要があります。ただし、すぐに一括で返さなければならないわけではなく、卒業や退学から一定期間後に少しずつ返していく仕組みになっています。

まず焦らず、日本学生支援機構(JASSO)から届く書類や、大学の窓口で「退学後の手続きについて」確認してみてください。


専門学校に進む場合、奨学金はまた使えるの?

使えます。専門学校に入学する際に、改めて申請することができます。

ただし、大学で借りていた期間は通算されます。たとえば大学で2年間借りていた場合、専門学校で借りられる期間はその分短くなります。残りどのくらい借りられるかは、進学を考えている専門学校の窓口に相談すれば一緒に確認してもらえます。

「進学しようかな」と思い始めた段階で、まず学校に相談してみることをお勧めします。入学を決めてからでは間に合わないこともあるため、早めに動くことが安心につながります。


「修学支援新制度」って何?自分も使えるの?

少し聞き慣れない名前ですが、簡単に言うと「返さなくていいお金がもらえて、さらに授業料も安くなる」という国の制度です。2020年から始まりました。

借りる奨学金とは違い、返す必要がないのが大きな特徴です。

利用できるかどうかは世帯の収入によって決まります。収入に応じて3つの区分があり、収入が少ないほど支援が手厚くなる仕組みです。「うちには関係ない」と思わず、まず確認してみることをお勧めします。

大学でこの制度を使っていた方へ

大学在学中にこの制度を利用していた場合、退学した時点で給付はストップします。また、在学中に受け取っていた分を返さなければならないケースもあります。

退学を決める前に、大学の窓口で自分の場合はどうなるか確認しておくと安心です。

専門学校でも使えるの?

使えます。この制度は専門学校も対象です。大学で一度使っていた方でも、条件を満たせば専門学校で新たに申請できます。

申請の手続きは、入学予定の専門学校が一緒にサポートしてくれます。「使えるかどうかわからない」という場合でも、まず学校に問い合わせてみてください。

借りる奨学金との組み合わせも条件次第で可能なため、うまく組み合わせることで自己負担をさらに減らせる場合があります。

どのくらいの収入なら使えるの?

この制度は家庭の収入に応じて3つの区分があり、収入が少ないほど手厚い支援が受けられる仕組みです。

目安として、住民税非課税世帯(年収270万円程度まで)が最も支援が厚く、年収380万円程度までの世帯も対象になります。「うちは収入があるから無理かも」と思っていた方でも、対象になるケースがあります。まず確認してみてください。

制度の詳しい内容はこちら


学費を一括で払えなくても大丈夫?

大丈夫です。多くの専門学校では、学費を分けて支払える仕組みを用意しています。

前期・後期の2回に分けて払う方法はもちろん、月々に分けて払える学校も少なくありません。「まとまったお金が今すぐない」という場合でも、無理なく支払っていける方法を一緒に考えてもらえます。

分納制度の内容は学校によって異なりますので、気になる学校には遠慮なく聞いてみてください。


制度を組み合わせると、こうなります

これらの制度は、組み合わせて使うことができます。

・修学支援新制度で、授業料が安くなり、返さなくていいお金がもらえる

・足りない分は、借りる奨学金で補う

・支払いは分納制度で、月々に分散する

「自分の場合はどうなるんだろう」と思ったら、まず学校に相談してみてください。

制度のことは学校がよく知っています。相談することで、はじめて自分に合った方法が見えてきます。


お金の不安は、知らないから大きく見えることがあります。一つひとつ確認していくと、思っていたより解決できることが多いものです。

再進学を考えているなら、まず動いてみることが大切です。専門学校には、同じような状況からスタートした人がたくさんいます。あなただけが特別に大変なわけではありません。

学費の不安が少し和らいだら、どんな分野の専門学校があるか見てみませんか。

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