公務員は「区市役所・警察・消防」だけじゃない
お子さまの将来に公務員という安定した道を考えている保護者の方へ。「公務員」と聞いて、区役所、市役所の職員、警察官、消防官を思い浮かべる方は多いでしょう。しかし実は、語学力を武器に活躍できる公務員の道が大きく開かれています。
各省庁で「語学に強い人材」が求められている
外務省、法務省、経済産業省、財務省、国土交通省など、国の中枢を担う各省庁では、英語・中国語をはじめとする語学力のある人材が強く求められています。
知られていない「専門職」で省庁に入る道
そして意外に知られていないのが、「難関大学を卒業して国家公務員試験を突破する」という王道ルート以外に、語学専門学校で実践的な語学力を身につけ、専門職として省庁に入る道があることです。
語学が必要とされる省庁とその仕事【例】
外務省
大使館や領事館での勤務、国際会議での通訳・翻訳業務など、日常的に外国語を使う場面が数多くあります。専門職員として採用される語学スペシャリストは、高度な語学能力を活かして外交官を支える重要な役割を担います。
法務省入出国在留管理庁
空港での入国審査、在留資格の審査など、日々外国人と直接コミュニケーションを取る業務が中心です。英語だけでなく、中国語、韓国語、ベトナム語など、アジア言語の需要が特に高まっています。
経済産業省
海外の企業や政府機関との交渉、国際会議への参加、海外市場の調査など、グローバルな視点での業務が日常です。ビジネスレベルの英語力に加え、専門用語を理解できる語学力が求められます。
国土交通省観光庁
訪日外国人観光客が急増する中、観光政策の立案、観光プロモーション、観光地の国際化支援などを行っています。外国人観光客のニーズを理解し、海外に向けて日本の魅力を発信するために語学力が重要です。
他の省庁もあります
都道府県庁でも需要が増えています
地方自治体でも、国際交流課、観光振興課などで語学力のある職員が求められています。姉妹都市交流、外国人住民支援、海外からの観光客誘致など、地域のグローバル化を推進する役割を担います。
警察にも「語学を活かした採用区分」があります
英語はもちろん、スペイン語、中国語、ポルトガル語、ベトナム語などの募集が増えています
なぜ語学専門学校が省庁入省に有利なのか
1. 実務レベルの語学力が身につく
一般大学の語学教育は文法や読解が中心ですが、語学専門学校では会話・通訳・翻訳といった実務に直結したスキルを集中的に学びます。省庁が求めているのは、現場で即戦力として働ける実践的な語学力です。
2. 資格取得で客観的に語学力を証明できる
TOEIC、英検、ほか各種語学資格の取得を目標に据えた指導が行われます。専門職採用では、TOEICスコア800点以上、英検準1級以上、などの基準が設けられており、語学専門学校での学習がそのまま採用試験対策になります。
3. 専門職採用枠という別ルートがある
国家公務員には、一般的な試験とは別に、「専門職」という採用枠があります。外務省の語学専門職員、入国警備官の語学枠、税関職員の語学枠など、語学力を評価基準とした採用試験が実施されています。これらの試験では、難関大学卒でなくても、語学力さえあれば十分に合格できるチャンスがあります。
4. 競争倍率が比較的低い
国家公務員総合職試験は難関大学の学生が多数受験し、競争倍率は非常に高くなります。しかし、語学専門職の採用試験は受験者数が限られており、学歴よりも実力が重視されるフェアな選考が行われます。
実績のある語学専門学校
語学専門学校から省庁へのルート
省庁や職種によって異なりますが、語学専門学校で2年間しっかり学べば、十分に到達可能な目標です。各校で実績があります。
- 公務員試験対策講座の充実: 語学力だけでなく、一般教養、専門科目の対策も実施
- キャリアサポート体制: 個別の進路相談、面接対策、OB・OG訪問の機会提供
- 実績の公開: 過去の卒業生の省庁・自治体への採用実績を明示しています
- 校内で就職説明会: 省庁が、学校に出向いて就職説明会を実施しています
まとめ:語学専門学校という新しい選択肢
難関大学だけが道じゃない
お子さまを公務員にしたいと考える保護者の方にとって、「難関大学→国家公務員試験」という従来のルートは、ハードルが高いと感じることもあるでしょう。
しかし、語学専門学校で実践的な語学力を身につけ、専門職として省庁に入省するという道は、十分に現実的で、むしろ有利な選択肢となり得ます。
語学を武器に公務員になる
外務省、法務省入出国在留管理庁、経済産業省、財務省税関、国土交通省観光庁、都道府県庁など、語学力を活かして働ける公務員の職場は多岐にわたります。公務員としての安定性を保ちながら、国際的なフィールドで活躍できる。それが、語学を武器にした公務員という道です。
就職実績を確認すると安心です
お子さまが語学に興味を持っているなら、語学専門学校への進学を選択肢の一つとして、ぜひ検討してみてください。オープンキャンパスや個別相談会に参加し、実際の授業内容、就職実績を確認することをお勧めします。
日本外国語専門学校
英語・語学の総合専門学校

| 東京都認可校 |
- 語学を磨いて想像以上のなりたい自分になる
- 企業から公務員まで就職先は幅広い
- 就職/メーカー、海外、航空、ホテル、公務員他
- 年限/2年制、1年制(海外留学科)、1年制(英語コミュニケーション科)
- 大学編入(国公立・私立大学3年次、2年次)
神田外語学院
外国語能力とビジネススキル

| 東京都認可校 |
- 語学運用能力+キャリアが基本です
- 1年で英語力を磨く「英語基礎養成科」も設置
- 就職/ホテル、航空、観光、物流、情報、金融、他
- 年限/2年制、1年制(英語基礎養成科)
- 大学編入(国公立・私立大学3年次、2年次)
英語専門学校から
大学に編入学
専門学校を卒業後、大学3年次2年次に進学できる制度です
語学専門学校で英語力を高めると、大学3年次、2年次に進学できます
2年間の学習で、行きたい大学に編入することができます
英文科に限らず、編入制度のある全ての大学が進学対象になります
大学の編入試験は
英語・専門科目(小論文)・面接
国公立大学、私立大学を問わず、多くの大学の編入学試験は少ない科目で受験することができるので、圧倒的に有利です
編入学の実績は専門学校でご確認ください
修学支援新制度
世帯収入に応じて3段階
返済の必要のない学費支援
給付型奨学金+入学金・授業料の免除、減免
高校生の場合は、高校を通じて日本学生支援機構(JASSO)に申し込むので分かりやすいと思います
・給付型奨学金は
進学する前年の4月下旬から申込ができます
・入学金+授業料 免除、減免は
入学時に、進学先の専門学校に申し込みます
※子どもが3人以上の家庭の場合
2025年度から、これとは別に多子家庭を対象に無償化制度が導入されます。第1子が卒業後就職をして扶養を抜けると第2子、第3子は対象から外れます
学費分納あり
学費を分けて納付する制度
学校ごとに、学費の分納制度を設けています。
1年間の学費を一括納入ではなく、半期単位、3ヵ月単位、月ごとに納付ができる制度です。
納付期日は、各校ごとに定められているので、各学校でお確かめください。
すべての方が対象です
学費分納制度は、専門学校に入学する全ての方を対象にしています。
高校生、大学中退者、フリーランス、社会人、どなたでも対象になる経済的な支援制度として好評です。
読者対象
最新記事
- 子どもが大学を辞めたいと言ったら―専門学校で2年後正社員に
- リハビリの仕事に就くには:理学療法士と作業療法士の違いと、キャリアの選び方
- 「公務員になってほしい」保護者へ_各省庁に強い語学専門学校
- 理学療法と作業療法は何が違う?_やりたいリハビリはどっち?
- 大学中退は終わりじゃない。2年で「企業が欲しがる人材」になる
- ホテル専門学校に行く意味ある?―意味もあれば価値もあります
- ホテル専門学校って厳しい?ホテル業界はこんなに変化している
- 医療現場をテクノロジーで支える仕事— 臨床工学技士とは?
- 保育士を目指す大学と専門学校の違い、どっちがおすすめ?
- 映像クリエイターを目指す専門学校_きっと観てる“実写”映像
- AI時代のIT業界の目指し方_大学? 専門学校? 選び方完全ガイド
- 特色ある学科・学び方の専門学校
- 指定校推薦で大学退学した子どもへ – 親ができるサポートとは
- 「なんとなく大学」合わずに退学_仕事観で出会えた専門学校
- 高校生 進路 迷っている 親の対応
- 「就職ミスマッチ」は避けられる!? 専門学校=業界付属校の強み
- 大学中退から専門学校「再スタート迷子」にならない進路の選び方
- Fラン大と専門学校どっちがいい? そもそも「次元が違う」話
- 高校卒業してからじゃ遅いんです_就活迷子にならない進路選び
- 専門学校の就活は「スカウト型」_大学の就活は「売り込み型」
- 専門学校のいいところが今の高校生に合っている7つの理由
- 大学中退は親泣かせ?親の気持ち_心配は当然・次どうするの?
- 高校1・2年生の進路選び、親子でチェック指定校推薦の”注意点”
- Fラン退学する人、専門学校で伸びる人、子どもに合う進路とは?
- 指定校推薦の退学者が増加中_高校と大学の”取引”に生徒は不在
- Z世代の再起動=親世代に定着した「常識」の上書きが始まった
- 氷河期世代の子供(Z世代)の君へ 「自分らしい」進路の見つけ方
- 指定校推薦デメリット_大学進学前に親子で確認したいこと
- 専門学校へ行こうよ
- 未経験でもゴールが見える専門学校_行くメリット
- 「いい大学じゃないと、いい会社には入れない」は本当?実はね!
- 大学ミスマッチの先に見え隠れする就職ミスマッチ・退職代行
- 高校卒業後どうする?どうしたい?で、悩んでいるあなたへ
- Fラン大に進学したら「まわりが驚くほどやる気がない」は本当?
- 指定校推薦で、「うまくいった人」「失敗した人」に学ぶヒント
- 高校2年で進路が決まっていないけど、何か問題ありますか?
- 「専門学校意味ない」は間違い──そう言えるのは実力のある人
- 評価は学歴から学習歴へ─人材採用が進化する「令和の真価論」
- 大学のオープンキャンパスで見た、親子のリアルなすれ違い
- 親に進路を反対されたらどうする?
- 学部が決められないのに大学進学?─進路の矛盾に気が付いた
- 学歴にこだわる親をどう説得する?親の理解と子供の進路戦略
- 「大学中退 人生終了 人生詰んだ」─立ち止まる時間も今は必要
- 「なんちゃって学歴」は通用しない_「学習歴、体験歴」の時代へ
- Fラン大vs専門学校_選ぶ前に考える「卒業してなんぼ」の視点
- 専門学校で開花する「生きる力」─自信・責任感・自立心
- 指定校推薦ついていけない─大学生も高校生も「選び直す」自分
- 指定校推薦で大学中退も─後悔しないための専門学校という選択
- 大学中退は「終わり」じゃない──専門学校で広がる可能性
- 高校進路指導の問題点──それって進路ガチャじゃないの?
- 指定校推薦で大学、退学_次こそ自分で決断する“本当の進路”
- 進路は自分で決める!指示待ち人間 にならないための第一歩
- 選んだつもりで選ばされている大学進学になっていませんか?
- 専門学校はいつまで入れる?知らないと損する、手続きの時期
- 高校生「やりたいことがない」のではなく、「言えないだけ」かも
- 指定校推薦の退学_進路指導で教えてくれない“退学者”の話
- Fラン大学進学は本人の意思次第_ 「入れればいい」は危険です
- 指定校推薦の裏側―「大学と高校」の”事情により”退学者が増加
- Fラン大量産“私大バブル”崩壊で─気づき始めた高校生と保護者
- こんなことなら、大学じゃなくて、専門学校に行けばよかった
- 指定校推薦の被害「大学進学のカラクリ」─誰のための進路指導か
- 高校1年で知っておきたい“とりあえず大学”の落とし穴
- 大学辞めたい人が急増中_半期学費の支払いが生じる前に手続き
- 「とりあえず大学」の発想は本当に危うい
- 進路が決まらない高校2年生へ──あせらず出会う進路のヒント
- 大学を辞めた後「何を学べばいいかわからない」人への進路ガイド
- 大学と専門学校、オープンキャンパスで見える「親の関わり方」の違い
- 専門学校の入試_大学と違う?試験内容・時期などわかりやすく
- 将来したいことがない高校生へ──進路の考え方と選択のヒント
- 専門学校 入試問題レベル_難易度?勉強は必要?
- Fラン大学進学は、就職やキャリアに不利になる可能性がある?
- 入ってから「大学向いてない」と言う人が激増中_事前にチェック
- 大学辞めてどうする?─「次の一歩」の考え方とスケジュール
- 大学を辞めた後――タイプ別で見る「あなたらしい進路」
- 『大学についていけない…』と感じたら読む記事_不安・中退・留年・辛い
- 専門学校に行くメリットを、まだ誰もちゃんと教えてくれない
- 高校生したいことリスト_まとめ方のヒント
- Fラン大学行きたくない・続けられるか不安と思ったら読む記事
- ITおすすめ資格10選_初級・中級・上級
- アイリスト 資格 働きながら安く_美容専門学校 通信課程



















































































