高校生の進路「早期内定」には要注意_複数校を比較して決めよう

6月のAOエントリー面接で「内定」は要注意

専門学校のAO入学では、6月のエントリー面接後に「内定」のような言葉をもらい、そこで進路活動を終えてしまう高校生が少なくありません。

しかし、ちょっと待ってください。
本当にその学校が合っているか、十分に確認していないケースが増えています。

よくある「誘導パターン」の例

パターン1:心理的な行動制限

「内定をもらったのだから、他の学校を見に行くのは失礼」 「もう決まったのだから、他校のオープンキャンパスには行かない方がいい」

このような暗黙のプレッシャーを感じていませんか?

実は: 進路選びで、複数校を比較検討するのは当然の権利です。

パターン2:「今だけ」の費用免除トーク

「○月○日までに入学意思を決めれば、□□の費用を〇〇万円免除」
※予め、特典として公開している情報とは別に、「今だけトーク」があります。

保護者の方も、目の前の数字に注目してしまいがちです。

実は: 2年間(または3年間)のトータル学費を他校と比較すると、結果的に高額なケースも。免除される費用だけでなく、授業料・施設費・実習費などすべてを含めた総額で判断しましょう。

「複数校比較」を当たり前にするための3つのステップ

ステップ1:比較表を作ろう

最低でも3校以上の情報を並べて比較しましょう。

例)美容専門学校の場合

例えば、美容専門学校では、「美容師免許を取得するための教科書」は1種類です
つまり、どの専門学校に行っても「使用する教科書」は同じということです

その上で学校を比較するポイントを考えてみます

  • 2年間のトータル費用
  • カリキュラムの特徴
  • 資格取得のサポート
  • 就職先(就活支援について)
  • 先生や学生の雰囲気

ステップ2:「内定」後も検討できます

AOエントリー面接で「内定」は、「ゴール」ではありません

  • 他校の説明会などにも、参加してみましょう
  • できれば、授業見学もお願いしてみましょう
  • とくにお金の件は、何校か比較してみましょう

ステップ3:冷静に判断する時間を持つ

  • その場で即決を求められても、「家族と相談します」と持ち帰りましょう
  • 「今日中に決めないと特典が…」と言われても、持ち帰ってください
  • 最低でも、1ヵ月は考える時間を確保しましょう

保護者の方へ:お子さんの選択をサポートするために

チェックポイント

✓ 「内定が出たから終わり」ではなく、他校も見ることを勧めていますか?
✓ 目先の割引額ではなく、総額を複数校で比較していますか?
✓ お子さんが「本当にやりたいこと」ができる環境か、一緒に確認しましたか?
✓ 「早く決めないと」という焦りで判断していませんか?

質問してみましょう

学校訪問時には、こんな質問をしてみてください

  • 「中途退学率はどのくらいですか?」
  • 「資格取得率」「就職率」を教えてください
  • 「就職先の具体的な企業名を教えてください」
  • 「入学後に追加でかかる費用はありますか?」
  • 「入学後に子どもが行き詰った場合、どういうサポート体制ですか?」

まとめ:あなたの未来は、じっくり選ぶ権利がある

AOエントリーの面接だけで、進学活動が終わることはありません

  • 「内定」に縛られず、複数校を見比べましょう
  • 総合的に判断しましょう(学費・内容・雰囲気・実績)
  • 焦らず、納得できるまで考えましょう

これらを忘れずに、自分に本当に合った学校を選びましょう。

進路選びは、人生の大きな買い物。
比較検討は、あなたの当然の権利です。

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