●面倒見がいいのは専門学校 ●自己管理で学ぶのが大学
向き不向きがあります
そもそもFラン大学の何が問題なのか?
Fラン大学の中には、簡単すぎる講義が問題視されている例もあります
算数の「足し算、引き算、掛け算、割り算」や英語の「be動詞」など、中学までの義務教育で学ぶような講義の大学もあり、「高等教育でやる内容なのか」と疑問視されています
つまり、大学が学び直しの場になっていることが、問題視されているです
それとは対極の“ついていけない問題”
Fラン大学の入試が「事実上手続き化」していることも問題視されています
専門分野を学ぶのが大学ですので、そもそも入試の勉強をしてこなかった学生にとっては、講義についていけない問題が生じています
元々、それほど興味のなかった分野の場合も、気持ちが離れてしまいます
「入りやすい大学=進級・卒業しやすい大学」ではありません
Fラン大学には偏差値の低い人が進学しますが、専門学校は高い人も進学します
専門学校は「目的」で進学するため、偏差値は存在しません。Fランク大学、ボーダーフリー大学には偏差値の低い人しか進学しませんが、専門学校には偏差値の高い人も進学しています
重要なのは、どちらを選ぶかではなく、どのように選択肢を自分に活かすかということ
たとえば
やりたい仕事がはっきりしていて専門の資格、スキルが必要な職種を目指すなら専門学校
将来の方向性が曖昧でも大卒を活かして就職したいならFランク大学
どちらを選んでも、あなたの努力次第で結果は変わります

大学指定校推薦などで入学したものの『思ってたのと違う』『合わない』と退学する人は増えています
入りやすさと進級は違うということを、入学前によく考えてください
Fランク大学だからダメということはありませんが問題はあります
Fランク大学でも熱心に勉強している学生はいます
けれども入学試験の手続き化などさまざまな理由から退学者が多いことなどがあげられています
また、大学のネームバリュー、入学難易度が低いため、無事に卒業できても就職活動で企業の評価には差が出ているのは事実です
それでも、社会で活躍している卒業生は大勢います
専門学校だから将来も安心というわけでもありません
専門学校の就職率は高くほぼ100%ですが転職する方も当然います
同じ仕事を続ける人もいますが、全く違う仕事に就く人もいます
たとえば研究職などは、応募資格を大卒以上としている場合も多いので、将来そういう仕事に就きたい人には向かないでしょう
ただ、卒業後の転職相談もできるなど、あとあとまで面倒見のよい点では大学より専門学校です
どちらを選ぶにしてもあなたの努力は必要です
どちらの学校を選んだとしても、あなたの努力次第で結果は大きく変わります
大学や専門学校は、勉強をするために行くところです
あなたのやりたいこと・資質を踏まえて、卒業後のビジョンをよく考えて学校を決めることが大切です
大学の学部・学科をよく知らないまま入学して後悔しないように、あなたの将来について保護者にも相談の上、進路を決めてください
短大・大学の退学者は年間に6万人います
他に休学している人も6万5000人います
一般的に専門学校は面倒見がよく、大学に細かなケアはありません
ですから、大学には向き不向きがあるとお伝えしています

Fランク大学のメリット・デメリット
Fランク大学のメリット | |
学歴として「大学卒」を得られる | 卒業すれば学士号の取得により社会的に一定の評価を得ることができます。就職、転職活動で「大学卒」として有利になることも期待できます |
幅広い学問と教養を身に付ける機会 | 専門分野に限らず、多様な学問に触れ、柔軟なスキルや幅広い視野を養うことで、将来の進路選択の可能性を広げられます |
キャリア支援やネットワークの活用 | 大学のキャリアセンターによる就職活動支援や、同窓会・大学ネットワークを通じて、将来のキャリア形成や人脈づくりに役立つ機会があります |
Fランク大学のデメリット | |
学費と時間と教育の質のアンバランス | 学費に見合うリターンが得られない場合があり、4年間かけても専門性や実践スキルを十分に身に付けられない可能性があります |
就職活動における不利な条件 | 就職活動は、学生個人が1社づつ企業にエントリーシートを提出します。大学のネームバリューの低さや、就職支援の差により大企業や専門職への就職が難しいことに加え、転職する際も不利になることがあります |
目標や専門性の欠如による将来の不安 | 入学難易度が低いことや目的意識の欠如により、退学する人も増えています 進路が不安定になりやすい場合があり、キャリア形成に影響を及ぼすことがあります |
専門学校のメリット・デメリット
専門学校のメリット | |
実践的なスキルと専門知識の習得 | 即戦力として活躍できる資格や実践的な技術を短期間で習得でき、特定分野のプロフェッショナルを目指せます |
就職に直結した教育と経験 | 実習や現場経験を重視した教育により、専門職で必要なスキルを実践的に学ぶことができます |
就職に強いサポート体制 | 専門学校には、それぞれの企業から学生一人につき数社~十数社の求人依頼がとどきます。企業から直接オファーが届きます。業界との強いつながりや高い就職率を活かし、卒業後の進路が明確で就職活動が有利に進められます |
専門学校のデメリット | |
学歴や教養の不足による制約 | 研究職など「大卒」を求める企業に応募できない場合があります。幅広い教養やに触れる機会が少ないため、進路の選択肢が限定されることがあります |
キャリアチェンジが難しい場合も | 異業種への転職やキャリアの柔軟性が制限される場合もあります 専門分野を学んだ実績は社会的評価にもなり、広い業種に転職は可能です |
学ぶ分野により就職に影響 | 分野によっては「一般企業の求人件数が少ない」場合もあります。専門学校の教育は特定の分野に特化しているため、進路が限定される場合もあります |
Fランク大学と専門学校 どっちがいい?将来性は?
Fランク大学と専門学校 どっちがいい?将来性は? | |
明確な目標があるなら専門学校 | たとえば、美容師やプログラマー、保育士や調理師として働きたいなど、具体的なキャリアプランがある場合は専門学校が有利です。 専門的な資格や知識やスキルを短期間で習得でき、希望分野に就職できます 同じ業界に転職する際は「経験者」として優位的な立場となります 異業種に転職する際も「専門学校卒」として、幅広い職種に応募可能です |
目標が決まっていないならFランク大学 | 将来の目標が定まっていない場合や、幅広い教養を身につけたい場合は大学が適しています。様々な分野の知識に触れることで、将来の選択肢を広げることができます。「F大学卒」の学歴だけでは、就職や転職に厳しい面もあります。専門性を高めることで可能性は広がります |
経済的な負担を十分に考慮 | 学費や奨学金の返済を考慮し、自分に合った選択をしましょう。 単純に4年制大学か、2~3年制専門学校かの違いもありますが、お金をかけて学ぶ意味を十分に検討する必要があります |
学校の質を確認すること | Fランク大学は、社会的な価値が高くない場合があります。卒業後の進路や実績を確認し、選択する学校の質を把握することが重要です 専門学校でも同様です。専門学校の方が目標が明確なので、「資格」「技術」「学び方」「就職」など、あなたに合う合わないはわかりやすいです |
専門学校は都道府県の認可校です |

専門学校と大学の
就職活動の大きな違い
簡単にいうと
専門学校には学生1人に対して多数の企業から求人が来るのに対して
大学は学生自ら1社づつエントリーシートを提出します
専門学校には、それぞれの業界から毎年、学生1人につき数社~十数社の求人依頼(オファー)が届きます
つまり、スカウトが来る就活です
大学は、学生が自ら就職情報サイトなどを通じ1社づつ企業にエントリーシートを提出し、審査に通ると次に進める(売り込み型)の就活です
専門学校
専門学校の就職は企業から直接求人が多い
専門学校と企業との間で連携が深く、企業から専門学校に対し「専門学校で学んだことを活かす」直接求人(求人依頼)がメインです
学内で開催する就職説明会も
学校が複数の企業を招いて、就職説明会を開催し学生に求人情報を説明する機会もあります
業界と信頼の厚い専門学校の就職活動の一面です
就職指導室(キャリアセンター)
学生と企業の窓口になっているのが、就職指導室です。学生だけでは企業の待遇面などの見極めが困難な場合、学生に代わり企業と交渉することもあります
大学
大学は就職情報サイトなど間接求人が多い
一部の大学では、専門学校同様に企業から求人依頼の届く場合がありますが、基本は「学生の個人応募」。自ら業界や企業、職種を絞り込みます
※専門学校は、企業から直接求人がメイン
就職指導室(キャリアセンター)
専門学校と同様に学生と企業の窓口の役割です。
就職活動のアドバイスやサポートを行います。
専門学校と比べて「業界や職種は多種多様」です
大学は就職情報サイトで自ら企業にエントリー
大卒採用企業は「○○ナビ」などの大規模な就職情報サイトを通じて、学生からエントリーを受け付け、面接に至る前に書類選考で振り分けられます
※求人サイト経由の売り込み型就活
人には向き不向きがありますが、どちらに進学してもあなたのやる気と行動が重要なことに変わりありません
あなたに合った進学を応援しています
専門学校は都道府県の認可校です |

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