大学の情報系進路を考える高校生

大学情報系やめとけ?結論ズバリ|不安の正体とIT進路の考え方

はじめに:結論から言います

大学の情報系学部は、向いている人にとっては今でも価値のある選択です。

ただし「なんとなくITだったら大学の情報系かな」という理由だけで選ぶと、入学後に後悔する可能性があります。

「やめとけ」という言葉の裏には、いくつかの不安が混ざり合っています。 その不安を一つずつ整理することで、自分に合った選択ができるようになります。

ネットで「大学情報系やめとけ」と検索している人の多くは、こんな気持ちが混ざり合っているのではないでしょうか。

  • 不安A:むずかしそう(数学・プログラミング・アルゴリズム)
  • 不安B:意味あるの?(理論ばかりで、企業が必要とする人材になれない)
  • 不安C:将来どうなの?(AIが来たら、IT人材はいらなくなる?)

「やめとけ」という一言は、このモヤモヤした気持ちをまとめてしまっているだけで、明確な根拠のある結論ではありません。

この3つは別々の問題です。一緒にして判断してしまうと、正しい進路選びができません。 一つずつ整理していきましょう。

数学や論理的な思考力が求められるのは事実です。 アルゴリズムやプログラミングは、最初は誰でも難しいと感じます。

ただし「むずかしい=やめとけ」ではありません。

こんな人には向いています

  • 答えが出るまで考え続けるのが苦にならない
  • わからないことを自分で調べるのが好き
  • 物事の「なぜ?」が気になる

こんな人は苦労しやすいです

  • 数学に強い苦手意識がある
  • 受け身で教えてもらうスタイルが合っている
  • 正解のない問題を考え続けるのが苦痛

「自分はどちらか」を正直に考えてみることが、進路選びの第一歩です。

「大学の情報系学部は理論中心で、企業が求める実践力が身につかない」という声があるのは事実です。

ただし、理論がわかる人材こそ、企業が最も必要としているという現実もあります。

なぜか。

AIツールが普及した今、コードを書く作業の一部はAIに任せられるようになっています。 しかしそのAIが出した答えを評価し、修正し、応用できるのは、理論を理解している人だけです。

「頭でっかちになる」かどうかは、理論を学んだあとに実践に向かう姿勢があるかどうかの問題です。 大学在学中のインターンや個人開発など、自分で動ける人は「理論+実践」の両方を手にできます。

海外の大手IT企業が数千人規模でリストラをしているというニュース、見たことがある人も多いと思います。

これは主に、コロナ禍に急速に採用を増やしすぎた反動の調整です。 削減された職種を見ると、エンジニア職よりも管理部門・マーケティング・営業職が中心というデータがあります。

また、日本国内の状況は海外大手とは別の問題です。 経済産業省の調査では、日本のIT人材不足は2030年に最大約79万人に拡大すると予測されています。これは海外大手のリストラとは無関係な、日本国内の構造的な問題です。

そして最も重要な点として——

AIが普及するほど、AIを使いこなせる・管理できる・活用できる人材の需要は増えます。

「AIに仕事を奪われる」のではなく、「AIを使う側になれるか」が問われている時代です。 情報学部の学びは、その「使う側」になるための基盤になります。

不安A・B・Cを見て、「自分は向いていないかもしれない」と感じた人へ。

「大学の情報系はやめる=IT業界を諦める」ではありません。

IT分野で働くためのルートは、大学だけではありません。 理論・研究を4年かけて深める大学の情報系学部とは別に、実務・資格取得・就職支援を2年間で集中して学ぶルートもあります。

目的が「IT業界で働くこと」であれば、自分のスタイルや目標に合ったルートを選ぶことが大切です。

実践力と就職サポートを重視するなら、学校選びも重要です。 最有力は専門学校

👉 IT・AI専門学校|実践力と就職のおすすめ校【東京・札幌・大阪】

よくある質問:FAQ案(5問)

Q1:大学の情報系学部はやめとけと言われる理由は何ですか?

主に3つの不安が混ざっています。①数学・プログラミングが難しそう、②理論中心で企業が求める実践力が身につかない、③AIの普及でIT人材が不要になる、という懸念です。ただしこの3つは別々の問題であり、一緒にして判断するのは正しくありません。

Q2:大学の情報系学部は理論ばかりで就職に役立たないのですか?

半分は本当ですが、見方が逆です。AIツールが普及した今、コードを書く作業はAIに任せられる部分が増えています。しかしAIの出した答えを評価・修正・応用できるのは理論を理解している人だけです。理論を学んだうえで実践に向かう姿勢があれば、企業が最も必要とする人材になれます。

Q3:AIが普及したらIT人材はいらなくなりますか?

そうはなりません。海外大手IT企業のリストラは、コロナ禍の過剰採用の調整が主な背景で、削減されたのはエンジニア職よりも管理・営業・マーケティング職が中心です。日本国内のIT人材不足は構造的に続いており、2030年に向けてさらに拡大する見通しです。AIが普及するほど、AIを使いこなせる人材の需要は増えます。

Q4:大学の情報系学部に向いていない人はどんな人ですか?

数学に強い苦手意識がある、受け身で教えてもらうスタイルが合っている、正解のない問題を考え続けるのが苦痛、という特徴がある人は苦労しやすいです。ただし向いていないと感じても、IT業界を諦める必要はありません。

Q5:大学の情報系が向いていない場合、IT業界を目指す方法はありますか?

あります。IT分野で働くルートは大学だけではありません。理論・研究を4年かけて深める大学の情報系学部とは別に、実務・資格取得・就職支援を2年間で集中して学べるIT専門学校というルートがあります。目的が「IT業界で働くこと」であれば、自分のスタイルに合ったルートを選ぶことが大切です。

  • 「やめとけ」は3つの不安が混ざった言葉。それぞれ別に考える必要がある
  • 数学・論理思考への向き不向きは、事前に自分を知ることで判断できる
  • 「理論ばかり」という批判は半分本当だが、AI時代に理論の価値は下がっていない
  • 海外大手のリストラと日本のIT人材不足は別の問題。構造的な需要は続いている
  • 情報系学部が向いていないと感じたなら、IT業界へのルートは他にもある

進路は「なんとなく」でも「不安から逃げるため」でもなく、自分の目的から逆算して選ぶのが、後悔しない方法です。大学の情報系以外のルートが気になった方は、こちらも読んでみてください。

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