「先生、ありがとう!」そんな言葉がわたしの宝物
保育士(国家資格)・幼稚園教諭(国家資格)は、子どもと直接接して、子どもの生活や成長をサポートする大切な仕事です

保育士・幼稚園教諭の仕事内容
保育士をメインに解説します
日々の活動
遊び、食事、睡眠、排せつなど、子どもたちの生活全般をサポートします
生活の記録
子どもたちの成長を記録し、保護者と共有します
最近は、ITを活用した情報共有の環境も整っています
行事の企画・運営
運動会、発表会など、子どもたちの思い出に残る行事を企画・運営
保護者との連携
子育ての悩み相談に乗ったり、アドバイスを送ったり、保護者と協力して子どもたちの成長をサポートします

保育士・幼稚園教諭の仕事の魅力
子どもたちの成長を間近で見られる
昨日までできなかったことが、今日できるようになった!そんな感動を毎日味わえます
子どもたちの笑顔に癒される
子どもたちの無邪気な笑顔は、あなたの心を温かくしてくれるでしょう
子どもたちと一緒に自分の成長も実感できる
子どもたちの成長を支え、未来を担う人材を育てる、社会貢献度の高い仕事です子どもたちと関わる中で、自分自身の成長も実感できます

保育士・幼稚園教諭の仕事のやりがい
子どもたちの「できた!」を一緒に喜ぶ
子どもたちの成長を一緒に喜び、感動を分かち合えます
保護者からの感謝の言葉
保護者からの「先生、ありがとう!」という感謝の言葉は、あなたの宝物になるでしょう

保育士・幼稚園教諭の仕事の厳しさ
もちろん、いいことばかりでなく大変なこともあります
保護者対応の大変さ、仕事量の多さ、待遇面などです
たとえば、乳幼児の抱っこや、園内での移動、遊びの補助などで体力を使います。腰痛や肩こりに悩む方もいます
また、常に子どもたちの安全に気を配り、目を離すことができません。怪我や事故がないように神経を張り詰めている必要があります
しかし、それ以上にやりがいを感じている人がたくさんいることも事実です
保育士の給与
平均年収
厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、保育士の平均年収は約396.9万円です
経験年数、勤務する施設の種類(公立・私立)、地域などによって差があります
※公立保育園:私立保育園よりも給与が高い傾向があります
※認定こども園:施設によって給与に差があります
| 年代 | 平均給与 |
| 20代 | 約352.2万円 |
| 30代 | 約397.1万円 |
| 40代 | 約425.6万円 |
| 50代 | 約439.4万円 |
| 60代 | 約456.0万円 |
給与の改善
近年、保育士不足解消のため、政府による処遇改善が進められています
処遇改善等加算により、平均年収は上昇傾向にあります

自治体の補助金
保育士に対する自治体の補助金は、保育士の確保や定着を目的として、様々な形で提供されています
以下にいくつかの例を挙げますが、具体的な内容は自治体によって異なります
必ずお住まいの自治体の情報を確認してください
東京都内の例(ご参考)
東京都内でも各区市町村が様々な補助金・支援金制度を設けています。例えば、以下のようなものがあります

家賃補助
区によっては、月額数万円程度の家賃補助を行っている場合があります
引越し費用補助
遠方からの転入者に対して、引越し費用の一部を補助する区があります
未就学児保育料補助
区内の保育施設に子どもを預けている保育士に対して、保育料の一部を補助する区があります
独自の処遇改善手当
国の処遇改善手当に加えて、区独自の処遇改善手当を支給する区があります
※必ずお住まいの自治体の情報を確認してください
その他
就職準備金
・新たに保育士として就職する際に、準備金として一時金を支給する制度です
奨学金返還支援
・保育士資格取得のために借り入れた奨学金の返還を一部支援する制度です
通勤手当の上乗せ
国の基準よりも手厚い通勤手当を支給する場合があります
キャリアアップ支援
研修参加費や資格取得費用の一部を補助し、保育士のスキルアップ支援制度です
このように、政府や自治体による保育士の処遇改善は大きく進められています
保育士・幼稚園教諭は、AI時代でも必要とされている仕事です
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保育専門学校から大学に編入学
保育専門学校から
大学に編入学
専門学校を卒業後、大学3年次に進学できる制度です
保育士・幼稚園教諭を取得する専門学校を卒業すると、編入学制度のある大学3年次に進学ができます
教育学部に編入学して小学校教諭免許の取得
専門学校での学びを通じて、もっと学びたい気持ちを実現します。編入できる大学について詳しくは、専門学校でご確認ください
専門学校と大学の違い
専門学校は保育実習に重点をおいています
専門学校も大学も目指す資格は保育士、幼稚園教諭ですが、専門学校ではより実践的なスキルを身に付けることができます
専門学校は2年制ですが、大学は4年制が一般的ですから、単純に学費は大学と比べて安く済みます
専門学校は少人数のクラス制なので、先生との距離感も近くアットホームは雰囲気のところが多いです
また専門学校は、系列幼稚園を併設しているなど、学生生活の日常に子供が近い環境も多く、その点が大学との大きな違いです
保育専門学校を卒業すると、大学の教育学部3年生に編入できる制度があります。専門学校で学ぶ中さらに勉強したくなった場合は、大学編入の選択肢もあります。卒業年度は同級生と同じです。
大学は多様な科目で広く一般教養を高める
大学も専門学校も目指すメインの資格は保育士、幼稚園教諭ですが、大学では専門科目以外の一般科目が多いので幅広いのが専門学校との違いです
大学を卒業した後、大学院に進学しさらに専門知識を学ぶことも可能です。
大学、専門学校とも、就職先は保育園、幼稚園教諭が一般的です。大学の場合は、児童相談所、教育関連企業など、幅広い就職できる可能性があります。
大学は、保育学のほか、心理学、教育学など幅広い分野を学び理論的な知識を深めることができます。
ほかにも、自分の興味や関心に合わせた多様な一般教養を学ぶことができます。
どちらに向いているか
短期間で実践的なスキルと資格を取得したい方には、専門学校が向いているでしょう
幅広い知識を学び、将来の選択肢を広げたい方には、大学が向いているでしょう
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