社会人から保育士に!専門学校で学ぶメリットと支援制度

AI時代でも選ばれ続ける保育士という仕事

近年、AIやロボット技術の発展により多くの職種が自動化の波にさらされています。しかし、子どもたちの心に寄り添い、一人ひとりの成長を見守る保育士の仕事は、AI時代においても決して代替できない専門職として注目を集めています。

保育士不足は深刻な社会問題となっており、社会人からのキャリアチェンジを目指す方にとって、将来性のある選択肢といえるでしょう。

保育士資格を取得する方法

保育士資格を取得するには、主に以下の方法があります。

  • 保育士養成施設(専門学校・短大・大学)で学ぶ
  • 保育士試験に独学または通信教育で合格する

この記事では、特に社会人の方に専門学校での学びをおすすめします。
詳しくは後で触れますが、通信教育の合格率は約70%となっています。

卒業と同時に無試験で資格取得の専門学校がおすすめ

専門学校の最大の魅力は、確実に保育士資格を取得できることです。養成施設として認定された専門学校を卒業すれば、試験を受けることなく資格を得られます。

卒業と同時に幼稚園教諭もダブルで取得できる専門学校が多いのも特色です。

さらに、実習を通じて現場経験を積めるため、就職後すぐに実践力を発揮できます。保育の理論だけでなく、ピアノや手遊び、絵本の読み聞かせなど、実技指導も充実しています。また、同じ目標を持つクラスメイトとの学びは、モチベーション維持にもつながります。

就職活動は「スカウト型」なので安心です

専門学校は、業界との信頼関係が厚いので就職支援は万全の体制です。

学生ひとりにつき、数社~十数社の求人依頼が「採用園から直接」届くので、学校と相談しながら「最適な職場」を選ぶことができます。また、転職支援の相談も可能です。

通信教育ではダメなのか

通信教育は費用が安く、自分のペースで学べる利点があります。しかし、保育士試験の合格率は約70%で、複数回の受験が必要になるケースも少なくありません。仕事をしながらの独学は、想像以上に困難を伴います。

一方、専門学校なら卒業と同時に資格取得100%が保証されており、確実性の面で大きなアドバンテージがあります。

さらに、実習が充実している環境は大学でも及ばないことです。
そのような理由から、時間とお金を投資するなら、確実な道を選ぶことをおすすめしています。

働きながら学べる夜間部

「昼間は仕事があって通えない」という社会人の方には、夜間部がある専門学校が最適です。夜間部では、平日の夕方から夜にかけて授業が行われ、働きながら保育士を目指すことができます。

修業年限は3年が一般的で、昼間部と同じカリキュラムを履修し、同等の資格を取得できます。クラスメイトも社会人経験者が多いため、年齢を気にせず学べる環境が整っています。

就職状況も、昼間部と同じです。

学費の負担を軽減する制度

多くの学校では昼間部、夜間部を問わず分納制度を導入しています。入学金と授業料を前期・後期に分けて納入できるため、一度に大きな金額を用意する必要がありません。

また、夜間部を希望する場合、昼間は保育現場(幼稚園や保育園等)で保育助手として勤務し、現場経験を充分に積むことができます。
例)平均月収15万円前後

ハローワークの委託訓練制度も検討

昼間部が対象

高校卒業から1年以上経過している方は、ハローワークを通じた職業訓練制度の利用も検討してみてください。この委託訓練制度では、要件を満たせば訓練期間中の受講料が無料となり、教材費などの実費は、2年間で数万~10万円程度です。

詳しくは最寄りのハローワークで相談できます。経済的負担を大きく軽減しながら、保育士資格取得を目指せる制度です。

詳しくは別ページをご覧ください
知らないと損 ハローワーク経由で “安く”保育士資格を取る制度
受付け/令和8年1月6日(火)~ 令和8年1月28日(水)

まとめ

社会人から保育士への転身は、決して遅くありません。専門学校での学びは、確実な資格取得と実践力の習得を両立できる最良の選択肢です。

夜間部や各種支援制度を活用すれば、働きながらでも無理なく夢を実現できます。

昼間部を希望の場合も、ハローワークを通じて委託講座を受講できれば費用を安く保育士、幼稚園教諭の資格を取得することができます。

AI時代に価値ある仕事として、保育士への道を踏み出してみませんか。

専門学校は都道府県の認可校です