重要なのは、どちらを選ぶかではなく、どのように選択肢を自分に活かすかということ
目標がはっきりしていて専門の資格、スキルが必要な職種を目指すなら専門学校
まだ将来の方向性が曖昧でも学歴を武器にして就職したいならFランク大学もアリ
Fランク大学だからダメということはありませんが問題もあります
Fランク大学でも、熱心に勉強している学生はいます
けれども入学基準が低いので退学者が多いことや、授業中に一部の学生が大声で騒いでいる例なども報告されています
また、大学のネームバリュー、入学難易度が低いため、無事に卒業できても就職活動で企業の評価には差が出ているのは事実です
それでも、社会で活躍している卒業生はたくさんいます
専門学校だから将来も安心というわけでもありません
専門学校の就職率は高くほぼ100%ですが転職する方も当然います
同じ仕事を続ける人もいますが、全く違う仕事に就く人もいます
大手企業の場合、応募資格を大卒以上としている場合もあるので、その時は希望の仕事に就けない可能性もあります
ただ、卒業後の転職相談もできる環境が多いので、あとあとまで面倒見のよい点では大学より専門学校です
どちらを選ぶにしてもご自身の努力は必要です
どちらの学校を選んだとしても、ご自身の努力次第で結果は大きく変わります
どちらにしても、学校選びと卒業後のビジョンをよく考えて決めることが大切です
ご自身の将来について、よく考えて後悔のない選択をしてください
短大・大学の退学者は年間に6万人います
一般的に専門学校は面倒見がよく、大学に細かなケアはありません
ですから、大学には向き不向きがあるとお伝えしています
Fランク大学のメリット・デメリット
Fランク大学のメリット | |
学歴として「大学卒」を得られる | 卒業すれば学士号の取得により社会的に一定の評価を得ることができます。就職、転職活動で「大学卒」として有利になることも期待できます |
幅広い学問と教養を身に付ける機会 | 専門分野に限らず、多様な学問に触れ、柔軟なスキルや幅広い視野を養うことで、将来の進路選択の可能性を広げられます |
キャリア支援やネットワークの活用 | 大学のキャリアセンターによる就職活動支援や、同窓会・大学ネットワークを通じて、将来のキャリア形成や人脈づくりに役立つ機会があります |
Fランク大学のデメリット | |
学費と時間と教育の質のアンバランス | 学費に見合うリターンが得られない場合があり、4年間かけても専門性や実践スキルを十分に身に付けられない可能性があります |
就職活動における不利な条件 | 就職活動は、学生個人が1社づつ企業にエントリーシートを提出します。大学のネームバリューの低さや、就職支援の差により大企業や専門職への就職が難しいことに加え、転職する際も不利になることがあります |
目標や専門性の欠如による将来の不安 | 入学難易度が低いことや目的意識の欠如により、卒業後の進路が不安定になりやすい場合があり、キャリア形成に影響を及ぼすことがあります |
専門学校のメリット・デメリット
専門学校のメリット | |
実践的なスキルと専門知識の習得 | 即戦力として活躍できる資格や実践的な技術を短期間で習得でき、特定分野のプロフェッショナルを目指せます |
就職に直結した教育と経験 | 実習や現場経験を重視した教育により、専門職で必要なスキルを実践的に学ぶことができます |
就職に強いサポート体制 | 専門学校には、それぞれの企業から学生一人につき数社~十数社の求人依頼がとどきます。つまりオファーが届くイメージです。業界との強いつながりや高い就職率を活かし、卒業後の進路が明確で就職活動が有利に進められます |
専門学校のデメリット | |
学歴や教養の不足による制約 | 「専門卒」は大卒を求める企業に応募できない場合があり、幅広い教養やに触れる機会が少ないため、進路の選択肢が限定されることがあります |
キャリアチェンジが難しい場合も | 特化したスキルや知識は、専門分野以外の職業では活かしにくく、異業種への転職やキャリアの柔軟性が制限される可能性があります |
学校の質による影響 | 分野によっては、専門学校の教育内容や就職支援の質が学校ごとに異なり、不十分な場合は卒業後の進路が困難になる場合もあります |
Fランク大学と専門学校 どっちが得?将来性は?
Fランク大学と専門学校 どっちが得?将来性は? | |
明確な目標があるなら専門学校 | たとえば、美容師やプログラマー、保育士や調理師として働きたいなど、具体的なキャリアプランがある場合は専門学校が有利です。 専門的な資格や知識やスキルを短期間で習得でき、希望分野に就職できます。 同じ業界に転職する際は「経験者」として優位的な立場となります |
将来の選択肢を広げたいならFランク大学 | 将来の目標が定まっていない場合や、幅広い教養を身につけたい場合は大学が適しています。様々な分野の知識に触れることで、将来の選択肢を広げることができます。可能性は広がりますが専門性に欠けるので「大学卒」の学歴だけでは、就職や転職に厳しい面もあります |
経済的な負担を十分に考慮 | 学費や奨学金の返済を考慮し、自分に合った選択をしましょう。 単純に4年制大学か、2~3年制専門学校かの違いもありますが、お金をかけて学ぶ意味を十分に検討する必要があります |
学校の質を確認すること | 大学でも社会的な価値が高くない場合があります。卒業後の進路や実績を確認し、選択する学校の質を把握することが重要です 専門学校でも同様です。大学と専門学校を比べると、専門学校の方が目標が明確なので、あなたに合う合わないはわかりやすいです |
専門学校と大学の
就職活動の大きな違い
簡単にいうと
専門学校には学生1人に対して多数の企業から求人が来るのに対して
大学は学生自ら1社づつエントリーシートを提出します
専門学校には、それぞれの業界から毎年、学生1人につき数社~十数社の求人依頼(オファー)が届きます!
大学は、学生が自ら就職情報サイトなどを通じ1社づつ企業にエントリーシートを提出し、審査に通ると次に進める(売り込み型)の就職です
専門学校の就職は企業から直接求人が多い
専門学校と企業との間で連携が深く、企業から専門学校に対し「専門学校で学んだことを活かす」直接求人票(求人依頼)ががメインです
学内で開催する就職説明会も
学校が複数の企業を招いて、就職説明会を開催し学生に求人情報を説明する機会もあります
業界と信頼の厚い専門学校の就職活動の一面です
就職指導室(キャリアセンター)
学生と企業の窓口になっているのが、就職指導室です。学生だけでは企業の待遇面などの見極めが困難な場合、学生に代わり企業と交渉することも
大学は就職情報サイトなど間接求人が多い
一部の大学では、専門学校同様に企業から求人依頼の届く場合がありますが、基本は「学生の個人応募」。自ら業界や企業、職種を絞り込みます
就職指導室(キャリアセンター)
専門学校と同様に学生と企業の窓口の役割です。
就職活動のアドバイスやサポートを行います。
専門学校と比べて「業界や職種は多種多様」です
大学は就職情報サイトで自ら企業にエントリー
大卒採用企業は「○○ナビ」などの大規模な就職情報サイトを通じて、学生からエントリーを受け付け、面接に至る前に書類選考で振り分けられます
人には向き不向きがありますが、どちらに進学してもあなたのやる気と行動が重要なことに変わりありません
あなたに合った進学を応援しています
関連記事
大学進学だけがキャリアじゃない!専門学校の魅力とは
大学に入ればなんとかなる」は幻想です
就職に強い専門学校(就職率ほぼ100%)
保護者に知ってほしい専門学校
その他の記事
対象記事
記事一覧
- 子供が大学を辞めたいと言ったら
- お子様の「大学辞めたいサイン」見逃していませんか?
- 大学楽しくない辞めたい
- 子どもの進路選びで親のできること
- 専門学校「保護者の意見欄」書き方・例文
- 高校の進路指導は高校生にリスク!? 大学退学者が増えている背景
- 「大学に入れば何とかなる」は幻想です
- 専門学校の志望理由書 書き方・例文
- Fランク大学と専門学校どっちが得?将来性は?
- 【国家資格】を取得する専門学校
- 【オンライン・毎日通学しない】などの専門学校
- 【専門学校 偏差値】紹介・入試問題レベル・面接内容
- 【大学中退から専門学校】面接・入試・手続きの解説
- 大学進学だけがキャリアじゃない!専門学校の魅力とは
- 【社会人から専門学校】手続き・お金・4人に1人が社会人
- 【夜間 専門学校】働きながら・両立する環境や仕組みの学校
- 学費が最大70%戻る「専門実践教育訓練給付」
- 【通信制高校から専門学校】進学多い!保護者の不安も解決
- 就職に強い専門学校(就職率ほぼ100%)
- 大学編入できる専門学校
- 【保護者に知ってほしい専門学校】環境・お金・資格就職
- 【専門学校 学費 無償化】(修学支援新制度)対象・金額・手続き
- 何に向いているだろう?
- 【大学退学手続き】用紙もらい方・出し方・手続き・いつまで
- 大学・短大退学数 専門学校は?
- やりたいことに出会う時期は人それぞれ
- 【美容師になる方法】専門・通信・産学連携
- 栄養士免許の取り方
- 【調理師免許 取り方】2通り 学校卒業か調理師試験受験
- アニメ・マンガ・イラストの専門学校(札幌・仙台・新潟・東京・千葉・名古屋・神戸)
- 【行ってはいけない専門学校】確認ポイントの件