大学進学だけがキャリアじゃない!専門学校の魅力とは

誰でも大学に進学の結果
退学者が増え就職内定率は低下?

就職率ほぼ100%の専門学校
強み・魅力に注目

高校の大学進学重視は実績づくり

日本の高校で大学進学が重視されている主な理由は実績づくりです

その高校の生徒募集で「うちの高校から何名大学に進学しました」という実績がほしいために、進路指導の最優先にしているのが現実です

高校の対応でひどい例として
「大学でなければ推薦しない」
「医療系専門学校なら行っていい」

ほかにも
「専門学校に行くなら調査書を出さない」と言われ仕方なく通信制高校に転向して専門学校に進学した例などもあります

生徒の希望を無視した高校の進路指導の一例です

大学の指定校推薦もミスマッチに拍車

2023年度、私立大学の半数以上(53.6%)が定員割れとなり、それらの大学は偏差値の高くない高校にも「指定校推薦枠」を設けています

高校の先生、生徒、保護者の三者面談で「うちの子が大学に行ける」と方針転換して大学進学を決める保護者の方も多いようです

ミスマッチの事例
「指定校推薦枠」「AO入試」は特に文化系学部に多く、入学してから「思っていた授業と違う」と退学してしまう人も多いようです

大学、短大などの退学者は年間約6万人

2024年現在、広い偏差値帯(全ての偏差値)で大学進学が可能になっています

偏差値の高くない高校生は、受験勉強はもちろん学びに慣れていない人も多く、大学、短大など退学者は年間に約6万人います

高校時代に勉強が苦手だった高校生は大学の授業について行けず、馴染めなくなってしまうようです

大卒内定率が4年振りに低下(72.9%)

2024年10月1日現在、2025年大卒予定の内定率は72.9%と報告されました(文部科学省・厚生労働省)

これは4年振りの低下で、理由としては「複数の内定を取得した学生が進路先を決めかねている」としていますが、実際は「複数の内定を取得できる学生」と「1社も内定を取得できない学生」の二極化とみています

専門学校は2学期初めに就職率ほぼ100%

専門学校は、それぞれの業界と密接で信頼関係が厚く、毎年多くの新卒採用情報(求人)が寄せられており、どの分野も2学期の初めに就職率ほぼ100%です

さらに、就職活動は学生任せではなく、就職部と一体となって進められているのでミスマッチはほとんどありません

専門学校は、学生一人ひとりフォロー

大学と専門学校の大きな違いに、教員と学生の距離感があります

大学は「一方通行で講義する」のに対して専門学校は「一人ひとりの理解に合わせてフォローします」

高校まで、面倒見よくサポートしてもらった高校生は、大学より専門学校に進学した方が合うのではないかと思います

大学中退者も含め社会人から専門学校入学は年4万人

専門学校の25.6%(4人に1人)は社会人

2023年度、専門学校に入学の4人に1人は大学中退者も含む社会人です。どの専門学校にも学費の分納制度があるので、社会人でも安心です。

意外と知られていませんが、社会人でもAO入試(面接がメイン)対象です

好きな分野で選ぶ専門学校には偏差値に基準はなく、同じ目標に向け幅広い層が一緒に学んでいます

専門学校の「強み」や「意義」とは?専門家がわかりやすく解説!
福岡大学教授 植上一希先生(文部科学省公式Youtube)

文部科学省YouTube
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