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知られていない大学・短大の退学数

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1年間に8万名もの学生が中退、休学している事実

困り顔いま大学進学率は50%を超えています(2016年現在)私立大学の40%が定員割れということもあり、各大学とも高校に対して推薦枠を広げるなど入学者確保に懸命です。
一方、興味深い数字があります。大学や短大の「退学者数」です。文部科学省の発表では、国公立大学、公私立短大、高等専門学校(中学卒後入学5年制)の中途退学、休学者は1年間で7万9,311名(平成26年9月発表)。1年間に8万名もの学生が中退、休学しているのです

なぜ、中退、休学という選択になったのでしょうか。留学を除くと、経済的理由、学業不振などが主な理由として上げられています。「学費が支払えない」「勉強についていけない」ということです。
芝生に座る資質的な面や意欲的な面で力を発揮できない学生がいるのは事実で、高校と大学における教育のギャップに学生が適応できていない可能性も指摘されています。
つまり「大学生活に馴染めなかった」という話です。

某調理師専門学校の方からお聞きした話をご紹介します。

男子高校生A君は、高校2年生のころから料理の世界に興味をもち、その調理師専門学校の見学会にも参加していました。高校3年になっても目標は変わらず、卒業後は調理師を目指しその専門学校に推薦入学で進学をするという話まで進んでいたそうです。ところが転機が訪れます。その高校に某大学が推薦枠を広げたという話をもってきたのです。A君は当初大学進学の意思はなかったのですが、高校の先生、保護者が大学進学をすすめた結果、「方針転換して大学進学が決まった」と、高校の先生から話があったそうです。
調理師専門学校の方は「A君が、大学で授業や学生生活に馴染めるか心配です。進学が決まったからには頑張ってほしい」と感想を述べていました。

後姿1年間に8万名もの学生が中退、休学している背景には、そもそも本人の希望と違う方向に進んでしまった結果も相当数含まれています。大学は、高校や専門学校と違って、一人ひとりの面倒をみてくれる環境ではないので、とりあえず進学してみたでは続かない場合もあるようです。

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