大学を中退した経験がある25~34歳の半数以上が非正規雇用
「19~24歳は大学中退者の70%が非正規雇用」の事実

  大学中退は非正規雇用多い大学を中退した理由

大学を中退経験がある25~34歳の半数以上が非正規雇用で働いており、この割合は同年代の平均の2倍に達するという東京大などの研究グループの調査データが報じられた。(日本経済新聞ほか)

調査は2016年2月、大学を中退した経験のある全国の19~45歳の男女722人に実施され、このうち25~34歳は54.7%が非正規雇用と回答。この数字は、総務省が2015年に調査した労働力調査の同年代の全国平均(27.3%)の倍だったとのこと。

19~24歳の中退者では70%が非正規雇用

衝撃的なのは、19~24歳の中退者の場合は70%が非正規雇用で働いていることだった。
これは、全国平均48.3%を大きく上回っており社会問題となっている若者の非正規雇用の実態を裏付けるデータだ。
中退理由(複数回答)としては「勉強に興味や関心が持てなかった」(65.9%)。「学生生活に適応できなかった」(63%)、「単位が取れず卒業できそうになかった」(56.2%)などがあげられている。

経済的に苦しかったと答えた人の当時の家庭年収は400万円未満

アンケートで「経済的に苦しかった」(30.1%)と答えた人の約半数は、当時の家庭年収は400万円未満と回答。調査を行った東京大の小林雅之教授(教育社会学)は、該当する学生は学費や生活費を稼ぐために長時間のアルバイトをせざるを得ない状況にあると指摘している。
アンケートで「勉強に興味や関心が持てない」と答えていても、実際にはアルバイトに時間を取られたことで、学ぶ余裕を失ってしまった可能性がある結んでいる。

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